CKの章

□開戦のホイッスル
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今度はレイカがサッシーに対して言った。

レイカ
「さあ次はあなたの番です。」
サッシー
「くっ…」

サッシーは新たな『七福神』総メンバーに対し、恐る恐る『ミューズの鏡』を身構えた。

その時、イクがサッシーの持つ『ミューズの鏡』を見て言った。

イク
「みんな気を付けるどん…」
「あの子の持ってる“盾のような鏡”は、あらゆる攻撃を防いじゃうどん!」

イクはサッシーの持つ『ミューズの鏡』の脅威を、メンバーたちに伝えた。

イクの助言に対し『七福神』の1人、ナナミンが“やる気のなさそうな”顔で言った。

ナナミン
「まあ“根気よく”鏡の盾を集中して破壊してやれば、“何とかなる”でしょ。」

ナナミンの“やる気のなさそうな”発言に対し、レイカは…

レイカ
「“根気よく”、か…」
「そうだね。」
「ナナミンの言うとおり“根気よく”“適当に”行こう!」
ナナミン
「いやいや…」
「“適当に”はいかんでしょ!?」

最後にナナミンが“適当発言”のレイカに突っ込みを入れ仕切り直しをした。

ナナミン
「それじゃいくよ!」

そう言ってナナミンは首に掛けられたホイッスルを吹き鳴らした。

このホイッスルが開戦の合図となった。

七福神
「それじゃ“先鋒”マイヤン、いきまーす!」

ホイッスルの合図と同時にサッシーに迫ったのは『七福神』の1人、マイヤンだった。

マイヤン
「これでもくらえっ!!」

マイヤンは自らの武器である戦闘用巨大フラフープをサッシー目掛けて投げつけた。

カナリン
「出た、マイヤンの必殺技…」
「『ワンダーフープ』!!」

光速のフラフープが勢いよく回転し、サッシーを襲った。

だが…

サッシーはそれをいとも簡単に『ミューズの鏡』で防いでみせた。

カナリン
「そ、そんなばカナ…」
「マイヤンの光速のフラフープがいとも簡単に跳ね返された!?」

『ミューズの鏡』によって跳ね返されたフラフープは、サッシーの足元へと転がり落ちた。

サッシー
(鏡のお陰で何とかなった…)
(取り敢えずあの子の“武器”は、もう無いみたいだね…)

だが、この時サッシーは気付かない。

度重なる連戦で『ミューズの鏡』に、ヒビが生じてきた事に…
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