小説

□名前を間違えるのはとっても失礼な事
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吹雪「ふぁーっ、よく寝た。おはよう、アチュヤ…」



…あれ?



吹雪「アツ…アチュ…アチュヤ…えっ!?えぇぇぇぇぇぇ!?」

風丸「うるさいなぁ…吹雪、朝から何騒いでんだ?」

吹雪「たっ助けてぇぇぇ!!」

風丸「ど、どうしたんだ吹雪!?」

吹雪「あっ鬱丸君!」

風丸「…は?」

吹雪「えっいや、その、これは」

風丸「吹雪…お前、本当はそんな奴だったんだな」

吹雪「ち、違うよぉぉぉ!!」



豪炎寺「で?」

吹雪「名前を正しく言えなくなりました」

円堂「別に変わらないけどなぁ」

吹雪「人の名前を言う時だけおかしくなるんだよ!」

基山「へぇー、じゃあ俺の名前言ってみてよ」

吹雪「ビッチ」

基山「うん別におかしくないね」

鬼道「頭大丈夫か?」

基山「だって吹雪君、いっつも俺の事こう呼ぶもん」

豪炎寺「ヒロトがやさぐれた!!」

吹雪「違うよっ!今は真面目に言おうとしたもん!!」

基山「じゃあもう1回」

吹雪「ヒ…ヒロッ…ビッチ…」

基山「うんいつも通りだね」

豪炎寺「もうこの無限ループ止めろよ」

鬼道「じゃあ吹雪、他のメンバーの名前を言ってみろ」

吹雪「背番号順に行きます!」



円堂「1番!円堂守!!」

吹雪「えーと、キャプテン…」

円堂「うんうん」

吹雪「…翼」

円堂「アカーン!!」

鬼道「何故余計な物をつけたぁぁぁ!!」

豪炎寺「えー…2番の風丸は鬱状態です」

吹雪「ごめんってば闇丸君!」

鬼道「止めろ吹雪!!」

壁山「3番!壁山塀五郎ッス!!」

吹雪「かぶぇやま」

豪炎寺「これは酷い!」

綱海「4番!綱海条介!!」

吹雪「ねーね」

鬼道「もはや性別を間違っている!!」

栗松「5番!栗松鉄平でヤンス!!」

吹雪「ドングリ」

円堂「惜しいっ!」

木暮「6番!木暮夕弥!!」

吹雪「小暮」

鬼道「漢字変換!!」

飛鷹「7番!飛鷹征矢ッス!!」

吹雪「カラス」

豪炎寺「それお前の中の人!」

不動「8番、不動明王」

吹雪「ハゲ」

円堂「見たまんまじゃね?」

吹雪「9番!ふぶきゅん!!」

鬼道「あ、自分の名前も言えないのか」

豪炎寺「10番!豪炎寺修也!!」

吹雪「幼稚園児」

豪炎寺「俺は保育園出身だ」

円堂「そこ!?」

虎丸「11番!宇都宮虎丸!!」

吹雪「くぎゅ」

鬼道「それ中の人っ!!」

土方「12番!土方雷電!!」

吹雪「マヨラー」

豪炎寺「土方違いですねっ!」

緑川「13番!緑川リュウジ!!」

吹雪「抹茶ソフト」

円堂「良し次行こう!」

鬼道「14番!鬼道有人!!」

吹雪「鬼Do」

豪炎寺「英語発音来ましたー!!」

円堂「15番!リベロ円堂守!!」

吹雪「円Do」

鬼道「同じパターン!!」

佐久間「16番!佐久間次郎!!」

吹雪「さっくん」

豪炎寺「可愛いですね!」

染岡「17番!染岡竜吾!!」

吹雪「えっ誰この人?」

円堂「存在すら覚えてませんっ!!」

基山「18番!基山ヒロト!!」

吹雪「ビッチ」

鬼道「さっきもやった!」

立向居「20番!立向居勇気!!」

吹雪「えー…」

豪炎寺「ワッカリッマッセーン!!」



鬼道「という訳で、全員の名前を見事に間違えていたな。円堂が2人居たが」

吹雪「てへぺろ☆」

円堂「吹雪がこのままだと、いろいろ困るぜ。特に風丸が」

豪炎寺「最後の方はもはや間違いじゃ無くてあだ名だったな」

吹雪「きっと明日になれば治るよー」

鬼道「そういうものか?」



〜翌日〜



円堂「吹雪!調子はどうだ?」

吹雪「あ、おはよう」

円堂「名前間違えるの治ったか?」

吹雪「うん、まぁお陰様で」

円堂「そっか。じゃ俺の名前言ってみ?」

吹雪「えっと…」

円堂「?」

吹雪「只ひたすらに勝利を求め、古より伝わりし秘技に手を触れた。そして彼の一言には世界を変える力があり、彼の言葉を訊いた者は付き従う事を余儀なくされたという。人々は彼の名を口々にこう呼ぶ。円堂守、と」

円堂「…は?」

吹雪「ごめん、今度は中二的な前置きを言わなきゃ駄目になっちゃった」

円堂「何じゃそりゃぁぁぁ!!」















オチは鬼道と豪炎寺がソテーにしてナイフとフォークで美味しく頂きました。
もうカオス過ぎるぜ!!

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