小説
□携帯デビューしたらこれだよ
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基山「ねぇ円堂君!聞いて聞いて!」
円堂「あーハイハイ」
基山「昨日ね、南雲が携帯買ったんだ!」
円堂「へぇ、南雲が携帯を…」
基山「うん!それでメアド交換しようとしたんだけど、まだメアドも設定出来ないみたいでさぁ、ペラペラペラペラ…」
円堂「ふーん…」
基山「あっそうだ、円堂君今日メールしていい?」
円堂「駄目」
南雲「あぁくそっ、全然分からねぇ!」
涼野「うるさい南雲。それくらい簡単に出来るだろう」
南雲「お前昨日もそう言って、携帯ぶち壊しそうだったよな」
涼野「はて何の事やら」
南雲「てめっ」
円堂「南雲ぉぉぉっ!!」パリーン
南雲「ぎゃぁぁぁっ!!」
涼野「アイスゥゥゥッ!!」
南雲「おまっ円堂守じゃねーか!?何窓ガラス突き破ってんだよ!」
円堂「南雲、頼みがあるんだ!携帯貸してくれないか!?」
南雲「…はぁ?嫌だよ、俺だって使うし」
円堂「悪い事はしないから!寧ろ良い事だから!!」
南雲「あーもー分かったから!顔近い!」
涼野「で、円堂は何で携帯を貸して欲しいんだ?」
円堂「…ヒロトがいつの間にか、俺のメアドを知ってるんだ。そして1日で受信ボックスが埋まる位のメールを送って来るんだよ…」
涼野「ストーカー被害乙」
円堂「だから!南雲の携帯を使って、ヒロトの携帯から俺のメアドを消す!!」
南雲「なるほど…で、どうやって?」
円堂「手順はこうだ」
南雲の携帯からヒロトに「円堂ですメアド変えました☆」的なメールを送る
↓
ヒロトはそのメアドを上書き保存する
↓
俺のメアドは抹消
↓
南雲もメアドを変える
↓
皆ハッピー☆(ヒロト除き)
円堂「以上!」
南雲「おーパチパチ」
涼野「よし!メアド設定なら任せろ!」
南雲「だぁぁぁっ!!だからお前は俺の携帯に触るなぁっ!!」
円堂「…うん、メアド設定は出来たぞ!」
南雲「…やっと出来た…」
涼野「だから私に任せろとあれほど…」
円堂「しつけーよお前www」
涼野「(´・ω・`)」
南雲「じゃあ作戦実行!」
円堂「あ、ヒロトのメアドやるよ」
南雲「あぁ、そうだったな」
円堂「赤外線っと」
南雲「お、来た来た。えーと何々…」
mamoru_daisuki_hshs@inazuma.web
涼野「ちょっwwwキモwwwwwwwwテラキモスwwwwwwwwwwwww」
南雲「涼野落ち着け!」
円堂「じゃあ作戦通りにな」
南雲「お前は落ち着き過ぎじゃね!?」
円堂「慣れた」
南雲「…なんかゴメン」
円堂「じゃあメール作るぞ」
To:基山ヒロト
Sub:円堂です
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メアド変えました。
登録ヨロシク(^-^ゞ
soccer_yarouze@inazuma.web
円堂「これでいっか」
涼野「どこまでもサッカー馬鹿だな」
円堂「いやいや、これ仮のメアドだし。本当はlove_love_kazemaruだから」
涼野「ちょwwwおまwwwwwwwww同レベルwwwwwwwwwwwwww」
円堂「そういうお前は?」
涼野「suzuno_haruya_dark」
円堂「ちょwww何結婚してんだwwww最後に闇つけるなしwwwwwwwww」
涼野円堂「wwwwwwwwwwwww」
南雲「あのー盛り上がっているところすみませんけど、ヒロトからメール来たぞ」
円堂「えっマジ?何だって?」
From:基山ヒロト
Sub:Re:円堂です
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ああ円堂君!
メアド教えてくれたんだ!!
俺すっごい嬉しいよ(照)
これからもメールするね!
ところで今日のパンツ何色?
返事待ってるよ(^з^)-☆Chu!!
南雲「……」
涼野「……」
円堂「通常運転だな」
南雲「…毎日こんなメール来てんの?」
円堂「うん」
南雲「さりげなくとんでもない事を聞いて来たな…」
涼野「ヒロトなのにハート使ってない…」
南雲「そこ!?」
円堂「ま、目的は果たしたし、俺はそろそろ帰るよ」
南雲「あぁ…頑張れよ」
涼野「今度love_love_kazemaruに、メール送ってやるからなwww」
円堂「じゃ、お前にも送るわwww」
南雲「じゃあまたな」
円堂「おう!じゃあな!!」
涼野「凍てつくなよー」
南雲「どんな挨拶だよそれ…あっ、窓から出てくんじゃねー!!」
涼野「…ん、南雲携帯鳴ったぞ」
南雲「え?あ、ヒロトからだ」
From:基山ヒロト
Sub:あのさ
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パンツ何色?
あっついでに柄も知りたいな!
(^з^)-☆Chu!!
涼野「……」
南雲「キモイ…あっ、またヒロトからメール来たし…」
From:基山ヒロト
Sub:うふふ
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円堂君のパンツ…
知りたいなぁ…(*´Д`*)
エヘエヘ(///ω///)♪
涼野「キwモwイw」
南雲「本当によ…うわっ、またヒロトから来た!あぁもう、早くメアド変えよう!」
涼野「変え方分かるのか?」
南雲「……(・_・)エッ?」
涼野「だから、メアドの変え方…」
南雲「……」
涼野「……」
南雲「…分かんねぇ」
涼野「…携帯鳴ってるぞ」
強制終了!!
書いてて楽しかったけどね!
南雲はこの後少し鬱になりました。