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チュンチュンと、小鳥のさえずりが聞こえる。

カーテンの隙間から差し込む朝日がまぶしい、そんな爽やかな朝。


今日は日曜日で学校もないし、ゆっくりしようとベッドの上でダラダラしていた俺を起こそうとするのは


「…兄貴…兄貴!」


俺…と同じ顔の男

俺の、双子の、弟。



母親のお腹にいるときからずっと一緒の俺たち。

外見は、めちゃくちゃそっくりだ。そりゃあもう、親でさえ間違えるほど。

けれど、中身は真逆。


人懐っこい笑顔で、誰とでも仲良くなれる弟と

無愛想で怖がられてしまう俺。

違いは一目瞭然だ。
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