みじかいゆめ
□志摩家の食卓
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※会話文のみ
『廉造、醤油取って』
「おー」
「(カカカカカッ!)」
『金兄、そんな急がなくてもご飯は逃げないよ?』
「なにいふとんのふぁ!はやいにこしたことふぁないやろ!」
「金造、食べながらしゃべりなさんな。なまえ、俺も醤油」
『はいはーい』
『あ、虫』
「っうわあああああああああ!」
「(パシンッ)」
「さすが柔兄!」
『ほら廉造、やつは柔兄が華麗に往生させたから』
「情けないやつやなぁ。なまえの背中にしがみつくとは、男としてどうなん?」
「うっ…金兄かて、この前酒飲みすぎてふらふらに倒れたところを、なまえに介抱されとったやろ!」
「あっ…あれは愛のあるなまえが俺のために色々世話やいてくれただけや!ハッ、なんやもしかして焼きもちか?いやーなまえとのラブラブ見せつけてすまんなぁ」
「なん勘違いしとん金兄。なまえが優しいのは金兄だけやないこと知らんの?」
「し、知っとるわ!なんやその顔、腹立つ!」
『二人とも同じような顔してんじゃん』
「弟達が迷惑かけてすまんなぁ、なまえ」
『いえいえ(もぐもぐ)』
志摩家の食卓
(騒がしいのがちょうどいいですから)
2011/6/19