極上生徒会部屋
□Uneasiness
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「じゃあ、おやすみなさい」
「うん、おやすみ、お姉ちゃん」
結局、言えないのかな。
今日も、明日も、これからもずっと。
嫌だなぁ。
暗い部屋の天井を見て、ぼんやりとそんなことを考えて。
虚ろな世界。
まぁ…眠気が襲ってきただけなんだけど。
「…お姉ちゃん……」
私は本当に、何を考えていたのか─────、
「だいすきだよ…」
無意識だった。
知らずに口走ってしまった。
その時の私は、言ってしまったことに気付いていたのに。
あっさりと眠気に負けてしまったの。
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