極上生徒会部屋
□Uneasiness
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お姉ちゃん。
あぁ、すきになんて、なったら駄目だったのに。
それでも惹かれるのは、ただ、必然。
禁断の、想い。
伝えてしまおうか。
「お姉ちゃん!!」
私は勢い良く、お姉ちゃんに抱き付いた。
「きゃっ…みなもちゃん、どうしたの?」
「あ、あのさー…」
いつも通りの笑顔のお姉ちゃん。
抱き付く前は言う気だったのに、私ってば急に弱気になっちゃって。
駄目だ、言えない。
「…みなもちゃん…?」
軽い言葉じゃないから。
「…なんでもない♪」
慌てて笑顔をつくるけど、ちょっとだけ、苦いような嫌な感じ。
「そう?じゃあ…そろそろ寝ましょうか?」
「うん!」
…ほんの少し、後悔。
でも私はまだ言える勇気がないの。
言ったとして、お姉ちゃん…私のこと嫌いにならないかな?
そんな不安ばっかりが頭の中、渦巻いていて───。
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