極上生徒会部屋

□輝き
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「あ゙っつー…もう夕方なのにぃ〜…」



きっかり30℃。
…この暑さに耐えられなくなった私、桜梅 歩は思わず妙な声を出してしまった。


「桜梅さんったら、変に濁音になってるわよ?」
「いや…それより、この暑さの中すごく涼やかな表情の和泉に疑問を抱いているんだけど私。」

どうしても理解できない。
もとい、できるはずがない。


「…私だって一応暑いわよ?」
「一応って…」
「でも!!」


急に大きな声出したら驚くってわかってるのかな…。

と言うか、こんな道路の真ん中で恥ずかしくないのか。


「桜梅さんの浴衣姿見てたら暑さなんて気にならないから」
「っ…///」

そんなこと言いながら笑ったらダメだよ、和泉。



…可愛すぎるから!!



「和泉……なんで今日は強気かなぁ?」

呟く私に和泉は、また不意打ちで。


「手、繋ごう?」
「ぅ、うん///」


いつもと立場が逆だなぁ…なんて思いつつも、しっかりと指を絡め合って、私たちは歩いていった。



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