極上生徒会部屋
□御褒美
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面倒。
ただ、ひたすら面倒。
「…一瞬で終わるならなぁー」
机に向かいつつも愚痴をこぼす。
「……はぁ。」
「さすがに一瞬では無理かなぁ♪」
「うっ…わぁ!?」
お姉ちゃんはいつも唐突に出現するから、心臓に悪い。
しかも後ろから抱き付かれて。
よく今までお姉ちゃんが原因で発作が起きなかったものだ、と逆に謎を呼ぶ。
「やだ♪みなもちゃんったら驚きすぎよ?」
「…いや、普通だよあの反応は…」
抱きしめられていた腕から開放されたから、お姉ちゃんの方に向きを変える。
そして、その時を待っていましたと言わんばかりに。
「……んっ…」
唇を重ねられた。
「お姉ちゃんは…いきなりすぎるよ…///」
「不意打ちの方がいいじゃない♪反応可愛いものv」
そういう問題なのか…。
これ以上反応すると、弄り倒されそうだから話題を変えることにした。
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