Long

□ ツナガルキモチ
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ユチョン視点


ジュンスがお風呂から出る前に、オレは浴室の扉の前に立ってジュンスを待つ。


それがオレの大好きな毎日の日課。


身体までピンク色になったほわほわのジュンスが扉からでてきたら、オレはバスタオルを大きく広げてジュンスがこの胸に入ってくるのを待つ。


幸せな瞬間。



お風呂上がりのジュンスは最高に可愛い。もう、誰にも見せたくない。それはメンバーにさえも。だから毎日こうして、ジュンスのお風呂上がり一番はオレが見る。オレだけのもの。



ホントはこのままジュンスをベッドに連れてって、お布団に入って、ぴたっとくっついてぬくぬくしたいんだけど、そんなことしたら同じ部屋のチャンミンに殺されちゃうから、我慢する。



バスタオルで優しく拭くと、シャンプーの匂いとジュンスの甘い香りが相まって、もうオレは堪らなくなってジュンスの首筋に鼻を押しつける。



「はぁ。今日もジュンスいい匂い……。」



「もう。ゆちょん暑いって〜!」


ジュンスは着替えながらピンクに頬を上気させていやいやするけど、オレはなんといわれようとくっついて鼻をクンクンならす。



「もう!ゆちょんはシャキと同じだ。鼻をクンクンさせて、ボクのまわりくっついて。」



「なんだよ〜。ジュンスはすぐシャキ、シャキっていう。シャキとオレ、どっちが好きなの?」



オレがふてくされたようにいったら、



「そりゃあ、もちろんシャ〜キ!」



うれしそうに、笑いながらジュンスがいうから、オレはほっぺを膨らまして、口をぷっーっと尖らせた。



ジュンスはオレの目の前まで顔を近づけると、尖らせた唇にちゅっとして、耳元で


「うそだよ。」



そう囁いて、うははんと笑いながら浴室を出ていった。





「……………。」



鏡に写った自分の真っ赤になった顔が恥ずかしくて、手で覆う。



オレ、ジュンスと数えられないくらいキスしてるはずだろ?



はぁ……。



どうしよう……。



うれしい……。



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