Short

□ゆちょん2号
1ページ/1ページ


「ねぇ。ゆちょん、ホントはなんかここにいるんでしょ?ボクに内緒で、こいつ飼ってるんでしょ?」



「……ふぇ?じゅんすぅ〜?、どうしたの?」



ボクのベッドでゆちょんは眠そうに目を擦る。



「ほら!ゆちょんが喋ると動くんだよ。やっぱ生きてるよ!こいつ。聞こえてるんだよ、ボク達のいってること。」



「え〜っ?じゅんすぅ…なぁにぃ〜?」



ゆちょんは目を瞑りながら、今すぐにも眠っちゃいそうだ。



「ゆちょん眠っちゃだめ。こいつも眠っちゃうよ。」



「ふぇ?」



こいつは、ボクをいつもどきどきさせたり、きゅーっとさせたりする生意気な奴だ。



えい。ちょっと顔書いちゃえ!
ペンで目と口をちょんちょんと書く。


すごい。やっぱこいつ生きてる!上に下にすごい動く。しかも顔書いちゃったから、ボクのほう見ちゃってる!


ゆちょんの隣りにぴたっとくっついて、そいつをじーっと見る。


いいなぁ。お前はいつもゆちょんと一緒で……。


あぁ、ゆちょんと一緒に眠っちゃったから動かない。つまんなーい。


ボクはそいつにキスをする。



「ちょっとジュンス…。喉仏はやめて。こっちだよ。」



眠ってたくせに、ゆちょんはボクを抱き締めて唇に吸い付いた。



end


-

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ