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□ゆちょん2号
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「ねぇ。ゆちょん、ホントはなんかここにいるんでしょ?ボクに内緒で、こいつ飼ってるんでしょ?」
「……ふぇ?じゅんすぅ〜?、どうしたの?」
ボクのベッドでゆちょんは眠そうに目を擦る。
「ほら!ゆちょんが喋ると動くんだよ。やっぱ生きてるよ!こいつ。聞こえてるんだよ、ボク達のいってること。」
「え〜っ?じゅんすぅ…なぁにぃ〜?」
ゆちょんは目を瞑りながら、今すぐにも眠っちゃいそうだ。
「ゆちょん眠っちゃだめ。こいつも眠っちゃうよ。」
「ふぇ?」
こいつは、ボクをいつもどきどきさせたり、きゅーっとさせたりする生意気な奴だ。
えい。ちょっと顔書いちゃえ!
ペンで目と口をちょんちょんと書く。
すごい。やっぱこいつ生きてる!上に下にすごい動く。しかも顔書いちゃったから、ボクのほう見ちゃってる!
ゆちょんの隣りにぴたっとくっついて、そいつをじーっと見る。
いいなぁ。お前はいつもゆちょんと一緒で……。
あぁ、ゆちょんと一緒に眠っちゃったから動かない。つまんなーい。
ボクはそいつにキスをする。
「ちょっとジュンス…。喉仏はやめて。こっちだよ。」
眠ってたくせに、ゆちょんはボクを抱き締めて唇に吸い付いた。
end
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