企画

□夏は危険です。
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夏は危ない季節。
なんて、どっかの歌詞にあるような言葉信じちゃいなかった。
でも、現にそうなってしまった。


今日は愛しい恋人の玲奈とその妹の珠理奈、
友達、後輩たちと海に来ていた。

玲「はわ〜人多いね!」
『場所取れてよかったね』

なんて人の多さだろうか。
わんさかいるよわんさか!

由「本当にこの場所取れてよかったね!」
佐「佐江が頑張ったからね!!」

さすが佐江ちゃんだと思った。
りんちゃんのために!!とはりきって場所をとってきてくれたのだ。

『そうだよね。佐江ちゃんすごいよ!!』
佐「りんちゃんのためだもん!!」
由「佐江ちゃんありがとう!!」
佐「りんちゃん可愛い!!」

二人ともいろいろ忘れてるよね。うん。
キャーとかいいながら抱き合っている。

才「お二人さんちょっといいですか?」
有「私たちの前でそんなことします?」
佐「あ、忘れてたごめん!」

そうそうこの二人。
どうやら彼女さんたちに今日は無理って言われたらしい。

玲「まぁまぁ♪」
『なんか、楽しそうだね』
玲「名無しさんと一緒に海これたんだもん♪」
『そうか!!そう言われると嬉しいよ!』

おぉ!今日は玲奈が一段と眩しい!!
白い肌がより眩しい!!

有「そっちもやで!!」
『おぉすまん』

今日はイチャイチャは出来ないらしい。
ちょっと目を砂浜の方に向けると後輩たちがビーチボールでバレーなんてやっていた。
自然と体がうずく。
どうやら同じことを思ってる奴が一人いるみたいだ。

玲「どうしたの?」
『なんか、まざりたいな〜と』
佐「佐江も!!」

やっぱりだ。

由「混ざってきたら?」

ゆきりんが優しくいっておいでと言ってくれたのだが、どうやら不安要素も一緒らしく。

佐「でも、りんちゃん可愛いからナンパとかされたら!!」
『僕もそうおもう!!可愛いし!』

二人でなんか恥ずかしいことを手をブンブン振っていう。

玲「名無しさん!恥ずかしいよ!!」
由「佐江ちゃんも!」

二人の声で我にかえる。

才「あ〜はいはい。大丈夫だから。」
有「うちらがちゃんとついてますから」

おぉ。この二人なら頼もしい!!
特に才加とか!!
佐江ちゃんも同感のようだ。

佐「じゃ!!行こう!!名無しさん!」
『うん!!行ってきます!!』

玲奈に行ってきますをしてかけていった。
ま、ナンパされてたら問答無用で相手側の奴飛び蹴りするけどね。

佐「お〜い!さっしー佐江たちもまぜて!」
指「いいでryヘブッ!!」

さっしーの顔面に見事にビーチボールがヒットした。

『おい!さっしー大丈夫か?』
指「大丈夫です!ビーチボールでよかった」
萌「本当ドジですよね」

萌乃ちゃんが冷たい目をさっしーに向けている。

指「ひっ・・!萌乃ちゃん怖い!!」

ヘタレめ。

珠「ごめん!!さっしー!!!」

おぉ。珠理奈があてたのか。
というか、珠理奈的には普通にやったんだろうな。
声がした方に顔を向ける。

『珠理奈派手にやりましたな〜』

太陽が眩しくてあまり姿が見えない。
角度が悪いな。
走ってくる音がする。
佐江ちゃんはまだ、さっしーの前で大爆笑中。

珠「わざとじゃないよ!」
『わかって・・・』

近くにきてやっと珠理奈がちゃんと見えた。
これは、どういうことだろうか。。。

珠「名無しさんちゃんどうしたの?」
『え、あ、なんでもないよ!!』

珠理奈は玲奈の妹。
妹としかみたことなかった。
はずなんだけど。。。。

珠「じゃぁ、名無しさんちゃんは珠理奈のチームね!!」
『うん。わかった!!』

パレオ姿の珠理奈を今は妹としてなんてみていない自分がいる。

佐「うぉりゃぁぁぁ!!」
珠「名無しさんちゃん!!危ない!!」
『ほへ?』

ボフン!!
結構痛いな。
佐江ちゃん。。。結構本気でやったな。

指「名無しさんさんが・・・珍しい」
萌「本当だよね」
北「おぉなんかレア」

いやいやお前らも少しは心配しろよ!!

佐「名無しさんがぼーっとしてるからさ!!当てちゃった!!」
『当てちゃった!じゃねぇぇよ!!』

まったく、テヘ☆ってやっても許さんぞ!

珠「大丈夫?本当にどうしたの?」
『あぁごめんごめん。どうやら太陽に弱いらしいよ。ホラ、夜行性だから』
珠「そうなんだ!」

納得しちゃったよこの子!!

玲「名無しさん!!大丈夫??」

わざわざ走ってきてくたのか。
可愛い!!

『大丈夫だよ!!ちょっと太陽が眩しくてボールが見えなかっただけ!!』
玲「本当?」
『うん!本当!だから、大丈夫!!戻ってていいよ?暑いでしょ?』
玲「よかった。じゃ、待ってるからね」

心配してくれたんだ!!
本当いい子だよな。
玲奈のことは好きだよな。
でも、珠理奈のことも同じ好き?
いやいや!!いかんだろ!!
でも、、、別の可愛さ。
気付かなかった。
珠理奈ってこんなに可愛かったんだ。
ダメだ。僕には、玲奈がいるんだから。
分かっていてもダメなんだ。

珠「よし!いっくぞー!!」

バシン!!

珠理奈がサーブをしたと同時にまた再開した。
佐江ちゃんがかえす!!
ちょうど風が吹く。
飛ぶねぇ。
飛んだねぇ。
飛びすぎだろ!!

『佐江もうちょっと加減しろよ!!』
佐「ごめんよ!!」
珠「珠理奈がとってくる!」

かけてく後ろ姿をみて、やっぱり可愛いとおもってしまう。
ダメだってわかってるのにな。

佐「名無しさん〜?どうしたの?もしかして、珠理奈可愛いなぁなんて思ってるの?」

ニヤニヤしながらきくことでもないぞ。

『あ、まぁ、妹的な存在としてね?』
佐「だよね」

妹なんてもう思ってない。

「なぁ、ちょっとだけ俺等と遊ぼうぜ」
珠「イヤ、それはちょっと・・」
「いいじゃん♪ちょっとでいいからさ」

佐江ちゃんから目をそらして、珠理奈をみると絡まれてるし!!
イラっとくる。
珠理奈と目があった。
泣きそうじゃん。

珠「名無しさんちゃ・・ん・・」

言われなくても行きますよ。

『おい。嫌がられてるぞ?あんたら』
「あぁ?なんだてめぇ」

三下のセリフだよねそういうの。

「ぶっ飛ばされてぇか!?」

あぁ。そんなに大振りじゃ当たらないし。

ドシャッ

『ぶっ飛ばされてんのはどっちかな?じゃね』
珠「名無しさんちゃん・・・」
『ん、いこうか?玲奈たちののところにもう戻ろう』

あぁ、気づきたくなかった。

玲「大丈夫?珠理奈?」
珠「ん、大丈夫。名無しさんちゃんが助けてくれたから!」

なっ!!そんな笑顔むけないでくれ!!
より確信になるから。

玲「名無しさんありがとう」
『ん、まぁ、玲奈の可愛い妹だからな!』

玲奈の優しく笑う顔がすきなんだよな。

由「でも、意外だね♪名無しさんってケンカとかするんだ」
佐「佐江もびっくりした!」

そんなオーバーリアクションしなくても。

『するよ!そりゃぁやんなきゃいけない時はあるわけだし』
珠「名無しさんちゃんかっこよかった!!」
『いや!そんなことはないよ!!』
才「じゃ、そろそろ解散しますか!」

どうやら僕は、珠理奈に恋をしてしまったらしい。
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