マジすか学園

□Sense of smell
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ドシャッ ドシャッ

『まだ、たんねーな。。。こんなもんなのか?もうやれる奴いねぇのかよ。足りねぇ全然足りねぇ。血の匂いが足んねぇ。魅力的な匂いはねぇのかよぉぉぉぉ。』

ズズッズズッ
ほふく前進の要領で逃げようとするヤバクネの生徒。

『おっ♪まだいんじゃん』

その手は既に真っ赤に染まっている。

「ひっ!!あっ、、、すいません!すいませんすいません!!!」

必死に謝るヤバクネの生徒。
体中怪我だらけだ。
もう戦える状況じゃない。

『何に謝ってるか分かんねーから。無理』

拳をそのまま振り下ろす。

「やっやっ!!!」
『じゃぁね♪』

何が楽しいのか口角をあげる。

パシッ!!!

『ん?』
「もういいだろ。」

黒髪のマジ女の生徒らしき人物が腕を掴む。

『マジ女の生徒?』
「あぁ」
『おたべ知ってる?』

ゆっくりうなづく。

『おたべのとこに連れてってよ。僕、あいつがいないと暴力行為止められねーから。。。でも、あんたも、、、』

そういって、生徒に近づく。
犬のように鼻をすんすんさせる。

「な、なんだ」
『え?匂いかいでんの。しばらくはもちそうだな。名前は?』

そのまま後ろから抱きついく。

「前田敦子。離れろ歩きづらい」
『仕方ないなー。僕の名前は・・』

自己紹介をしながらマジ女へ向かう。
その間も犬みたいに匂いを嗅ぎ続けるのであった。
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