企画

□弟はヒーロー
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優「なー珠理奈ー」
「ん、何?」
優「近道とかできる?」

なんか、冒険したいのかワクワクしてるよ。
優子ちゃんが。

「できるよ!いこっか?」
優「そうしよう!!」

いつもと違う道を選んで近道をしてみる。

敦「なんかワクワクする!」

初めて通る道はみんなワクワクするみたい!

玲「ねー珠理奈。なんか、人通り少なくない?」
「大丈夫だよー」

玲奈ちゃんは心配性だなー。
って、思ったけど私も引き返せばよかったなって今思いました。

「こんなところ女の子だけで歩いてたら危ないぜ?」
「俺等が守ってやろうか?」

ガラの悪い人たちが話しかけてきた。

優「結構です。私たち急いでるんで」

それじゃ、といってみんなで過ぎようとする。

「まぁ、待てよ。」

結構人数多かったみたい。

玲「ど、どうしよう」
敦「誰もいないし」

みんなが不安な声をあげる。
本当にどうしよう。。
やっぱり、引き返せばよかった。

「誰もいないから、助けよんだって無駄だから」

ニヤニヤしながら近づいてくる集団。
もうだめだと思った。

ドシャッ

「なんだてめー!!」

周りがざわざわしだす。
何が起こったんだろう?

『集団じゃねーと行動できねぇくせに』

なんか、知ってる声だ。

『てか、怖がってるとか姉ちゃんらしくねぇし』
「名無しさん!!」

何故かお姉ちゃん呼びになってるけどいいや。

『てめぇら、少しは遊び相手になるんだろうな?』

あんなに大勢いたのにいつの間にか少なくなっていた。
本当に中2なんだろうか?
私の弟は。

優「かぁっこいいー」
敦「うんうん」
玲「はわー」

みんな惚れてます。
当たり前じゃん♪だって、私の弟だもん♪

『なんだよ。全然面白くねぇじゃん』

まだ、やりたりないそうです。

「ありがとう!!」
『たまたま見かけただけだから』
「照れるなよー」
『うっせぇ!!』

さっきまで、かっこよかったのが今度は可愛く見える。

「どうせなら、名無しさんもお家帰ろうよ!」
『何でそうなる!!』
「いいからいいから」

無理やり一緒に帰ることにする。

優「あ、私大島優子っていいます!」

急に優子ちゃんが自己紹介を始める。
それに続いて

敦「前田敦子です!」
玲「松井玲奈です!!」

あの、玲奈ちゃんが大きな声で話してる。
頑張ってるなー。

『あ、えーと松井名無しさんです』

緊張してるし。

「何緊張してんのー?」
『あぁ!!うるせー!!』

悪いけど!!みんなにはまだ早い!!うちの弟は!!
やっと、家につく。
近道したはずなのに遠回りした気分。

「「「お邪魔します!!」」」
「みんな適当に座って」

飲み物を取りにいって、戻ってくると名無しさんの両隣は既にあっちゃんと優子ちゃによって確保されていた。
玲奈ちゃんは向かい側に座っている。
あの二人に玲奈ちゃんが勝てるはずないか。

優「好きな人とかいるの?」
『いやぁ、まだ』
敦「好きな食べ物とかは?」
『え、あ、何でも好きだからなー』

質問攻めにあってるけど、助けてあげません!

玲「じ、じゃ、爬虫類は好きですか?」

ぶっ飛んだ質問だ!!

「玲奈ちゃん結構凄い質問だね」
優「あっはっは」

なんのツボに入ったのか優子ちゃんが爆笑し始める。
名無しさんがもの凄く困っている。

『ね、姉ちゃん・・!!』
「どうした?」

さっきまでの迫力はどこへいったのかともうくらい困った顔をしている。

『助けて!!』
「へへー♪ヤダ」
『えぇーー!!』

私ってSだったっけ?
みんなから質問攻めにあう名無しさんを見て、その後も楽しみました。
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