企画

□青空のむこう
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『ただいまー』
母「名無しさん!」

家に帰ると何故かお母さんが走って玄関までやってきた。

『どうしたの?』
母「いいから!こっちきなさい!」

何故か起こったような口調。

『わかったよ』

よく見ると玄関にはぞうりや靴が沢山置かれていた。
これは、大事な話があるんだ。
そう思った。
この家にはラジオがある。
ご近所さんにはなかったりする。
だから、大事な話が流れたりするとこうして集まるのだ。

珠「やぁ名無しさん」
『あ、珠理奈』
珠「とうとう、、、くるね」
『冗談・・・「じゃないよ」・・・』

背中に冷たい汗が流れる。

『ま、大丈夫だよ』
珠「どうかな」

楽観的な僕と違って、とても現実的な珠理奈。

珠「なーんてね」

笑顔でおどけて見せる珠理奈。

『ばーか』
珠「なに!?」

のんきだなぁお前ら、と大人たちに言われる。
そうしなきゃいつまでも暗い空気でしょ?
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