諦めたくない想い

□3話 再会しました
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昨日の光景がまだ忘れられない。


楽しそうに笑っていた浩史と綺麗な女の子…


きっと、あの子が浮気相手…


いや、浮気相手なのは私なのかな?


『さて準備しよう…』


今日も朝からバイトである。

土曜日、日曜日は1日バイトって言うこともある。


『いったぁ!!!』

激痛が走る。


『あっ…昨日怪我したんだっけ?』


肘に怪我を負ってしまって…

本当にツイてないと思った。



『目立つかなぁ?』


バイト先の制服は半袖…
季節は春先だがスーパーの暖房が効いている。


カーディガン着ていこうかと思ったが洗濯中で…



もう、昨日からツイてない。




自転車で20分程かけてバイト先へと向かう。


『おはようございます』


バイト先のスーパーの裏口から入り、中にいた社員さんに挨拶をする。


「おっはよー!!神田ちゃん!!!」


いきなり私に抱きついてきた男性。


『わぁ!?小野さん、止めて下さいよ』 

この方は野菜や果物を担当する青果部の小野大輔さん。

毎日ベタベタくっついてくる。

浩史の先輩で今も仲がよくて、たまに遊びに行くらしい。




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