諦めたくない想い

□4話 紹介します
1ページ/4ページ





午前中のバイトが終わりお昼休みになった。



『ふぅ…疲れた』


意外と疲れた…

お弁当を持って、休憩室に入ると個性的なメンバーの4人と浩史と健ちゃんがゲラゲラと笑っていた。


鈴「おっ!!!ちーぃも昼メシか?」

うっきうっきとした笑みで私の所へやってきた健ちゃん。


『あっ、うん。』


私も微笑むと、健ちゃんは何かを思い出したように財布を取り出した。



鈴「俺な、こっち来たばっかりやねん。オススメのメシ教えてほしいねん!」


と強引に売場へと連れ出した。



『えっ!?』



戸惑う私は健ちゃんについて行くのに必死だった。


鈴「オススメはどんなメシや?」


るんるんと聞いてきた健ちゃん。


『私好みで良いの?』


ちょっと不安そうに聞くと、健ちゃんは笑顔で



鈴「もちろんや」



と答えた。


その答えに微笑みながら、私は安心した。



『えっとね…これオススメだよ。チャーハンとエビチリ、シューマイなどの中華弁当!』


私が自信を持ってオススメした中華弁当。

何度か安元さんから味見してくれって試作品を食べさせてもらった。


鈴「うわっ!うまそうやな!これ好きなん?」


気に入ったように中華弁当をてにとり、おにぎりとパンそれからデザートを2つとり尋ねた。


『うん!好きだけど少し高くて…』


苦笑いの私に思いっ切り笑う健ちゃん。


鈴「ぷっ…あはは!!!ちーぃらしいなぁ!!変わってへんな」


『うるさいなぁ!!!』


ちょっとバカにされたような…恥ずかしくて、健ちゃんより先に休憩室へと急ぐ。





次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ