永遠の恋。

□交流学習!?続
1ページ/5ページ



学食で、潤先輩が注文する。


私は席を取り、とりあえず座る。


福「お待たせ」


潤先輩が持ってきたランチを受け取る。


『あ、ありがとうございます』


私は、お礼を言ってご飯を食べる。


福「…」


『…』


何もしゃべらない…


重たい空気がどんよりと私と潤先輩を包む。


福「なぁ…最近…変だよ」


−どきっ!!


重たい空気を破ったのは潤先輩だった。

けど…

質問が…答えきれない…


『そうですかね?』


いつもの笑顔で交わす私。


福「うん。おかしい。俺に対する態度とかね…」


チラリと私に向けられる視線は真剣だった。


『なんの事ですか?』


私は、理解出来ていない様なフリをしてご飯を口に運ぶ。


福「なんかあったの?」


悲しげな瞳が私に向けられる。


『そんな事ありませんよ!考えすぎですよ』


あと少しでご飯を完食出来そう。


Aランチって…意外と少ないんだよね…


頑張って食べなきゃ…


福「…そうかな?」


一段と悲しく聞こえた声…


『レイラちゃんが明るいから、私が変わったように想えるんですよ!』


嫌みたっぷりの言い方をする私。


全然可愛くない。


レ「潤ー!!」


学食に響き渡る声…

レイラちゃんが可愛らしく走ってきた。


レ「もー!潤ったら、教室に行ったらいないから探したんだよ!!」


潤先輩に抱きつくレイラちゃん。


福「あ、ごめんな?」


優しい笑みをレイラちゃんに向ける。


うわぁ…

すごくお似合いだなぁ…


レ「桃香ちゃん、潤と2人でランチするから、退席してくれるかな?」


レイラちゃんの言葉で、私は我に返る…


『あっ!ごめんなさい!』


ある意味丁度良かった。


食べ終えた食器を持ち、急いで退席する。




次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ