永遠の恋。
□交流学習!?続
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学食で、潤先輩が注文する。
私は席を取り、とりあえず座る。
福「お待たせ」
潤先輩が持ってきたランチを受け取る。
『あ、ありがとうございます』
私は、お礼を言ってご飯を食べる。
福「…」
『…』
何もしゃべらない…
重たい空気がどんよりと私と潤先輩を包む。
福「なぁ…最近…変だよ」
−どきっ!!
重たい空気を破ったのは潤先輩だった。
けど…
質問が…答えきれない…
『そうですかね?』
いつもの笑顔で交わす私。
福「うん。おかしい。俺に対する態度とかね…」
チラリと私に向けられる視線は真剣だった。
『なんの事ですか?』
私は、理解出来ていない様なフリをしてご飯を口に運ぶ。
福「なんかあったの?」
悲しげな瞳が私に向けられる。
『そんな事ありませんよ!考えすぎですよ』
あと少しでご飯を完食出来そう。
Aランチって…意外と少ないんだよね…
頑張って食べなきゃ…
福「…そうかな?」
一段と悲しく聞こえた声…
『レイラちゃんが明るいから、私が変わったように想えるんですよ!』
嫌みたっぷりの言い方をする私。
全然可愛くない。
レ「潤ー!!」
学食に響き渡る声…
レイラちゃんが可愛らしく走ってきた。
レ「もー!潤ったら、教室に行ったらいないから探したんだよ!!」
潤先輩に抱きつくレイラちゃん。
福「あ、ごめんな?」
優しい笑みをレイラちゃんに向ける。
うわぁ…
すごくお似合いだなぁ…
レ「桃香ちゃん、潤と2人でランチするから、退席してくれるかな?」
レイラちゃんの言葉で、私は我に返る…
『あっ!ごめんなさい!』
ある意味丁度良かった。
食べ終えた食器を持ち、急いで退席する。
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