*ao-ex ss*
□愛の起源
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「ゃあ、はぁ、んっ!」
ああ、もうイクな。そう思った瞬間、そこから口を離し絶頂から遠ざける。
「やぁっ!!」
突然口外へ出されたせいで一気に絶頂から転げ落ちた兄さんは喘ぎ声というより、悲鳴に近い声を零す。
兄さんの身体を引っくり返し、菊門を露にした。きっと兄さん自身だって触ったことのない場所。
僕は迷うことなくそこに舌を這わした。
「や、やっ!イヤだっ!やめろ!!」
多分今日、一番大きな声でともられたんじゃないだろうか?尻尾までが逆毛立っているようだった。
そんなことをお構い無しにどんどんと舌を奥のほうに進める。ギュッとしまり、押し出そうとするのを両手で双丘を割り阻止する。
くちゅくちゅと厭らしい音を立てながら下を出し入れすると、段々と身体のこわばりが取れてくるのがわかる。その証拠に尻尾がくったりとしてきたのだから。
そのまま、そっと人差し指を差し入れる。
「ぅあ、ああ」
「ゆっくり息はいて、苦しいのは兄さんだよ」
抵抗する気力もないのだろう、兄さんは大人しく呼吸を整えることに専念し始めた。
「ん、はぁあっ」
兄さんが息を吐くタイミングにあわせ、指を律動させる。慣れた頃を見計らい、中指も中に挿入した。
「っひあ!」
ビクンッと背中が弓なりにしなるが、そのまま指を止める事はなかった。バラバラに指を前後させると、今までの嗚咽のような声が、明らかに色を含んできた。
「はぁっ!ぁん、ぁぁあ!」