*ao-ex clap*

□ムラムラしちゃう?
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「なんかムラムラする」


突然そんなことを言い出したのは教室の机に気だるそうに座る奥村燐だった。


せめてもの救いは女子たちがいないこと。
しかしながら思春期真っ只中な男子諸君がそんな破廉恥な単語を聞き逃すわけも
なく…。

「なんやー奥村くん、その台詞は聞き捨てならんわ(笑)」

斬り込み隊長はエロ魔神こと志摩廉造。
可愛いあの子がムラムラするなんて言ってるのにこれを逃す手はない!

「んー…昨日のオカズが悪かったのかな?」
「ちょっお前はどないこといっとんねん!!」

純情少年勝呂もさすがに我慢が出来ず、突っ込んでしまう。

「まぁまぁ、坊」

こんな面白い猥談を中断させまいと志摩は子猫丸に目配せするが、子猫丸ときたら座禅モードに入っていた←

「なんやー昨日のオカズが物足りなかったんかねぇ?」

志摩の顔がエロ魔神と化し、勝呂は顔を赤くしながらもその場を動けなくなっていた。

「逆だよ逆」

足りすぎて…そう言うと燐はため息をつきながら、尻尾をパタパタさせた。

気だるく溜め息をつく姿はいつもの騒がしい燐とは違って、少し妖艶な雰囲気を
醸し出す…。

「もうゴーヤは止めとくか」
「「(ゴーヤッ!!)」」

二人の顔が凍りつき妄想が迸る(笑)

「ゴ、ゴーヤやなんて奥村くん意外と大人なんやね(ごくり)」
「そうかー?普通だろ?」
「お前、ゴーヤなんて使うんかい?」
「慣れれば意外と簡単だぞ?」

さすがの志摩も動揺しはじめ、勝呂は真っ赤な石と化していた。

「兄さん?」
「お、雪男ー何かさ胸がムラムラする」


・・・・。


「は?それを言うならムカムカするでしょ?ゴーヤチャンプル食べ過ぎだよ」



え?



ちゃんちゃん。


*****


「俺はミステイクな男だからな」
に、爆笑してしまったときに考え付きました。

燐=可愛い天然バカな子。
雪男=ストーカーなブラコン。

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