視点マジック

□腐女子視点
1ページ/23ページ

私の名前はセンです。
今私は雷のなる夜の学校に閉じ込められてます。
理由は単純、
部活後自主練をして疲れたからそのまま道場で寝ていたら目覚ましにも気づかず寝過ごしたのだ。

「さて、どうしたもんか…雷と言うことは雨と言うことだ。
日直の先生いるかな?」

とりあえず、先生の居る可能性がある休湯部屋へ私は向かった。

(ガタガタッ)
「?!」
急に物音がしてびっくりした!!
音の方向は3-Fからだ…。
休湯部屋にはそこの真横にあるのだが…

「いっきに走ればいいか…」<ダッ!>

私は教室の窓を見ないように駆け出した。
あと一歩で通り過ぎる辺りで教室内から声がした。
しかもとても聞きなれた奴の…

「もしかして…」

怖いと思いながらそっとみると案の定、幼馴染みの
大聖(タイセイ)がいた。

[何話してんだろ…]

気配を殺しながら耳をたてた…

大聖 「アイツの席ここだよな…
やっぱり俺と違って綺麗に使ってるよ。」

[え?]

大聖 「俺とは正反対だからな…、気持ちはきっと叶わねぇ。
だからっ!」

そこから声がしなくなった。
何をしているのか覗く勇気は無かったが、微かに
昔1度きいたことのある鳴き声が聞こえた。
私はその場を離れた。
そして休湯部屋の先生に
助けてもらいその日は終わった。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ