視点マジック
□受け目線
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雷のなるある夜、俺雪羅乃大聖<セツラノタイセイ>は当直の先生以外いる筈がない学校に忍び込んでいる。
[流石に真っ暗な学校はコワイ…]
<ガラッ>
俺の目的は最近気になる…と言うか、好きな奴の席に近づく為。
端から見たら変態のすることだ。
「確かアイツの席はここだよな…」
俺の想い人の机…、
「ヤッパリ綺麗に使ってるなぁ…俺とは正反対の性格だし。」
相手は俺と全く関わりがない。俺が勝手に片想いしてる。
きっと可能性が低い…
「叶わない恋、叶わないなら…っ!」
俺は涙を流しながら椅子にうずくまった。
そして想いながら身体の生理現象を解消するため、〇ナニーをした。
「ハァハァ…」<クチュッッ、ヂュ…>
我ながら最低な行為だ…、こういうことを週に1回している。
[どうしてこんな恋をしちまったんだろ…?]
何度も諦めようとした、でもクラスで見る度胸が苦しくてたまらない!
何か繋がりが欲しい…
この考えがずっとループする。
[孝紫っ…──!]
「くっう…」<ドクンッッ!!>
イってぐったりしてるとき、頭にフト幼馴染みセンの顔が浮かんだ。
[そう言えば…]
センは腐女子という特殊な趣味があるという事を思いだした。
[一か八か、センに相談するか…]
センに相談すれば必ずや何か報酬を請求してくるだろ…
[センの性格はよく知ってるからな。]<ガシャンッ!>
裏校門のサクを乗り越え学校を後にした。
今日はもう風呂入って寝るか…、センへの相談ももう少し考えてみるか…