視点マジック

□受け目線
1ページ/23ページ

雷のなるある夜、俺雪羅乃大聖<セツラノタイセイ>は当直の先生以外いる筈がない学校に忍び込んでいる。
[流石に真っ暗な学校はコワイ…]
<ガラッ>
俺の目的は最近気になる…と言うか、好きな奴の席に近づく為。
端から見たら変態のすることだ。

「確かアイツの席はここだよな…」

俺の想い人の机…、

「ヤッパリ綺麗に使ってるなぁ…俺とは正反対の性格だし。」

相手は俺と全く関わりがない。俺が勝手に片想いしてる。
きっと可能性が低い…

「叶わない恋、叶わないなら…っ!」

俺は涙を流しながら椅子にうずくまった。
そして想いながら身体の生理現象を解消するため、〇ナニーをした。

「ハァハァ…」<クチュッッ、ヂュ…>

我ながら最低な行為だ…、こういうことを週に1回している。
[どうしてこんな恋をしちまったんだろ…?]
何度も諦めようとした、でもクラスで見る度胸が苦しくてたまらない!
何か繋がりが欲しい…
この考えがずっとループする。
[孝紫っ…──!]

「くっう…」<ドクンッッ!!>

イってぐったりしてるとき、頭にフト幼馴染みセンの顔が浮かんだ。
[そう言えば…]
センは腐女子という特殊な趣味があるという事を思いだした。

[一か八か、センに相談するか…]

センに相談すれば必ずや何か報酬を請求してくるだろ…
[センの性格はよく知ってるからな。]<ガシャンッ!>
裏校門のサクを乗り越え学校を後にした。
今日はもう風呂入って寝るか…、センへの相談ももう少し考えてみるか…
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ