視点マジック

□攻め目線
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俺は月我孝紫<ツキガコウシ>、雷がなる夜にはお化けがでるという噂がある。
今日は雷がよくなっている…絶好の検証日だ。

「俺自身が行って先生に見つかっては意味がない。」

だから俺は昼間のうちにある仕掛けをした。
うちの学校には生徒の知らない隠しカメラがある。
そりゃもう死覚がほとんど無いくらいに。

「先ずは俺らの教室…」
<カチッ×2…ピー>
「エラー?」

何故か俺の教室3Fの周辺カメラがエラーになっていた。
中々興味深い、今度は連を学校に潜入させるか…
[クククッ!楽しみが増えたな。]

おそらく数日で動きのある3年が犯人…
[監視カメラは今の3年以外知らないからな…]

「さて、風呂でも入るか…」

この家には俺しかいない、親は姉の仕事についていって海外だ。
だから家に誰を連れ込もうがお構いなしだ…
実際週末には何時も誰かしらが出入りしている。
まともな恋など俺は体験出来ないだろ…
必ずが嫌と言うほどまで虐めるだろうし、1人に愛を注ぐ事は無理だろうな

「何が楽しくて皆は一人を愛すんだ?」
連「<ガラッ>愛しく感じるからだろ?」
孝紫「<バシャッ!!>なっ連…、何しにきた」
連「玄関開けてくれ」

椎名 連<シイナレン>、中学からの悪友で作戦や心理戦はおれが出てた。
時々こうして平日でもいきなり来やがる。

<ガチャッ>
孝紫「お前…またケンカの帰りに治療によったな?」
連「このままだと姉貴がうるさいからさ…」
[だから何時もガードして攻撃をかわせと…]

連は強いが真っ直ぐすぎて余計な怪我をしすぎる。
何度も避け方を教えたがダメで諦めた。

孝紫「ここはお前専用の緊急治療所じゃないんだぞ…」
連「痛っ!…
スマン、他に頼るやつ居なくてな…」
[迷惑な…]
孝紫「ホラッ、終わったぞ…
泊まっていくのか?」
連「いいのか!?」
孝紫「………、もとからそのつもりだろ?
その荷物」

連のカバンは明らかにお泊まりようの大きさで、パンパンになっている。
[一体何日分の量だ…]

連「宿泊代はこの酒でどうだ?」
孝紫「ふんっ、それもお前一人で飲みきっちまうんだろうょ…<ドサッ>!」
連「こんだけ持ってきたから大丈夫っ!」
[アホが…]
孝紫「金の無駄を」

まぁ出所は全部連の姉さんが働く店の余りだろうな…
孝紫「俺はねるよ、明日は早めに登校してカメラの仕掛けを直さなきゃならんからな。」

そうしてリビングに連を残して部屋に戻り、寝た。
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