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□光
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ラジオ収録前の出来事。



「ヒョクチェ〜元気か?」



イトゥク兄は、いつも最初にこう聞いてくる。



「元気だよ!ん??ヒョン??」



気を遣ってるのかな。



元気と答えるとイトゥク兄は、ニコニコ笑顔になる。




「イトゥク兄?前から気
になってたんだけど、どうして…
いつも最初にそう聞くの?」


思いきって聞いてみた。




「えーー!!なんでかって?

えー!!ヒョンの口からいうなんてー

恥ずかしいじゃーん」




思いがけない返事に、



「はぁ!!!!!!!なんだそれっ」



そう答えてしまった。




「ヒドッ!!兄さんに対してなんて口の聞き方」



「うっごめんなさい。
でもヒョン?気になります。
教えてください。」



イトゥク兄は、少し「うーん」

と悩み、



ハァと溜め息をつき



「うーんと、ヒョクチェは

恋をしてるのかな?」



思いがけない質問に、ウニョクは声が出なかった。



「しかも…相手はかなり身近にいるとか。」



驚きを隠せないウニョクは、みるみる顔が赤くなり


口に手をあてた。



イトゥク兄は、クスッと笑い



ウニョクの頭をポンポンした。




「相手に気持ち伝えてみれば。」



「…っ…そんなのできないよ…。」


俯いてしまった。




「そんなのわからないじゃん!」



「わかるよ!!!!………わかるよ…」



そう言ってまた俯く。


「ふぅ」とイトゥク兄は、息をはいて


「相手がドンへだから?」



「そう…ドンへだ…か!!!!!!!

え─────────!!!!!」


ウニョクは、そのまま固まった。



「ヒョク、だっ…大丈夫?

てか言われなくても、バレバレだよ!


メンバーだって皆、気づいてるよ。


あードンへ以外ね(笑)

ハハッ」



ウニョクは、更に顔が赤くなった。



「ヒョクが、部屋にいる時とか

お風呂入ってる時とか


泣いてるのも知ってるよ。

みんなヒョクチェの事心配してるんだよ。」



そんな事を言われ、みるみる涙がでてきた。


イトゥク兄がヨシヨシと優しく抱き締めてくれた。




「ヒョ…ッン、もし…うっ…気持ち悪っ…いっ…て…うぅ…言わ…れ…うっ……」




「もし、そんな事言われても兄さん達がフォローする。

絶対に嫌われたりしないから!!


ね。

気持ち伝えてみない?」



今のヒョク見てられないよ。

ヒョンを心配させないで。


そう言ったイトゥク兄の声が優しく



それがウニョクを、変えてくれた気がした。


そして「うん。」


と小さな声でそう答えた。



「さぁ。もうすぐ仕事だよ!!


かっこいいヒョクチェに変身して」



「じゃ…じゃあさ…最後に

聞いてい?


どうしてバレバレだった…の?」




「うーんとね。ドンへがヒョク好きーって言ってる時とか、顔赤いしー」



「うっ…うん。」



「ドンへがヒョク以外の人と仲良くしてると


すぐシュンって落ち込んでるし。


てかメンバーでさえも、すぐ泣きそうになるんだもん(笑)

あとね〜」



「ヒョン!もっもっもう大丈夫です。」



「えー!!まだまだあるのにー♪」



「し…仕事始まりますよ…ヒョン…」



「じゃあ、仕事終わったら教えてあげる♪」



「う〜(泣)ヒョンの意地悪」


少し明るくなった、ウニョクを見てイトゥクは安心した。


そして…
「まぁドンへの方が、あからさまだけど(ボソッ)」



「ヒョン?」



「ん。何でもない。今日も楽しも♪」





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ここまで読んで頂いてありがとうございます。



どっ…どうでしたかね。



中々うまくまとまらないです(泣)



もっと面白く書けるように頑張ります。


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