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□for you
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あれから3日後…。



そう、イトゥク兄と話したあの日から。



てか、この3日間…散々だった



だっーてドンへ以外の皆が、告白する事知ってんだもん



ヒョンのお喋り〜(泣)




今日なんか、キュヒョナに

「まだ言ってないんですか?」



なんて、ハッキリ言われた。

結構傷ついたんだぞ!



ソンミ兄なんか


「頑張ってね。」


って、顔赤くしてコソッと言うんだから



こっちも赤くなっちゃったよ…。



はぁ毎日なにこのプレッシャー(泣)


若干やけくそだー!!!



もう、今日言って…何もかもスッキリさせようと思う……うん。




一応イトゥク兄には、「今日言う」


ってコソッと報告したけど…。



「マジかぁ!」


って嬉しそうに…


何、興奮してんだか…


ヒョンのパボパボパボー!



振られたら責任とってもらうかんな!



そんな事を考えてる間に


いつの間にかドンへの部屋の前に到着していた…。



ゴクリと唾を飲み込む。


今までに味わった事のない緊張。



ノックする手も震えてきた。



中々ノックが、できずドンへの部屋の前で5分程時間がすぎた…。




すると…



「あー!早く、ノックしろー

いつまで突っ立ってんだ!」



「ヒチョッ!シッ!聞こえちゃう




どっからともなくヒチョル兄とイトゥク兄の声が。



それに驚いたウニョクは、
扉に偶然手があたり


「コン」と1回音がなってしまった。



部屋の中にいるドンへがそれに気付き


「…ん?あれ?はーい」




と言って扉をガチャッと開けた。




「あーヒョクー!!!!!!!どうしたんだよー♪」


ニコニコ嬉しそうなドンへが現れた。



突然のハプニングにウニョクは、パニクり頭が真っ白になった。



「…う、ドンへに話があって…」



それでも無意識にウニョクは、そう答えていた。


そして、



2人は、ドンへのベットに並んで座る。



「うん。で、話ってなーに?」


そう嬉しそうに言ったドンへは、ウニョクを見つめてる。



「う…うん…。」



ウニョクは、下を向いてしまった。



胸が締め付けられる感覚におそわれる。



胸の鼓動が速くなるのが、わかった。



ウニョクは、口が震えてきてうまく声が出せなかった。



やっぱり言えない。言えないよ!



そう心の中で思ってたら、


自然と涙が流れてしまった。



体も言うこときかなくて、ガタガタ震えていた。



「…ヒョク…」


ドンへは、ウニョクの突然の反応に驚いた!

そして凄く心配そうな顔して見つめていた。




「う……ド…ンへ…ごめ…ごめん…な」




震えたくちびるから出せる
声は、これが精一杯だった。


(ごめん。ドンへごめんな…好きになってごめんな。)




心の中で、何度も謝った。


すると…



ドンへが突然ウニョクを



強い力で、ぎゅうと抱き締めた。



「ヒョクッ。ごめんって何だよ!
なんで謝るんだよ!
俺…ヒョクのそんな顔みてられないよっ!
…っヒョクのそんな顔みると…苦しくて苦しくて………っく」



俺だって…ドンへのそんな
悲しい顔みてられないよ。

だから言わなくちゃ。



気持ちだけでも伝えなくちゃ。



お前が、離れていってもな。



「…っ…あるよ…謝る事………俺…っ…ドンへが…す…き。………う……ぅ…………好きに…なって…ごめん…」




ドンへは、びっくりしたのだろう。


抱きついたまま、沈黙していた。



あーやっぱりね。
でも気持ちは言えたよ。


これからは、もうこんな風に仲良くできないな。



ウニョクは、心の中でそう思った。



ふとウニョクを抱き締めてる体が


小刻みに震えてるのにウニョクは気付いた。



そして、ドンへの胸に抱き締められてた


ウニョクの耳にドンへの泣き声が聞こえてきた。



「ド…ンへ?」



「…っ…ヒョ…ク。
夢…じゃな…いよね…
俺…だっ…て、ヒョクの事大好き…だぜ…誰にもヒョク…渡し…たくない…俺…だけのものにしたい…」




ウニョクは、驚いた!


心がまた締め付けられて苦しくなった。



そして、顔を歪ませ今度は声をあげて泣いてしまった。



そして、ドンへも同じように。


ウニョクもドンへを強く抱き締めて。




「あーあ、うるさいこったー」



「でも…うまくいったみたいだね…良かった。」



「おいっ!ジョンスまで泣くな




1番心配してたのは、イトゥクとヒチョルでした。




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ここまで、読んで頂きありがとうございます。



結構長くなってしまいました。



気に入ってくれたら、嬉しいです。


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