book
□願い
1ページ/1ページ
「ドンへ!兄さんは、もう 寝たいぞー」
「えー!!なんで?なんで?まだ話終わってないよ。イトゥク兄ー」
「ヒョクの話は、充分兄さんに伝わったぞ。明日早いしドンへも早く寝ろー」
「えっ!えっ!ヒョンーヒョンー最後に聞いてほしい事があるの!すぐ話おわるからー(泣)」
「ん、じゃあ言ってみろ!」
「うん♪今日ねヒョクがね俺のね新しい靴ねカッコいいってね!!!へへへってあれ!?」
「…ぐー」
「ヒョン?寝ちゃった?………お休みなさいヒョン。」
あぁ、俺は日を増すごとにヒョクへの愛が高まってる。
この愛は、どこまで高まるんだ。
その前に俺の心が壊れちゃいそうだ。
もう我慢の限界が来てる。
愛しくて愛しくてしかたがない。
ヒョクと出会った時から俺は、ヒョクの事すぐ大好きになった。
もっと話したい。もっと仲良くなりたい。そんな事を毎日思ってた。
踊ってる時のヒョクは、かっこいい。
普段、無邪気に笑ってる時のヒョクは、最高に可愛い。
なぁヒョク、次は俺我慢できないかもしれない。
1度だけヒョク、俺に大好きだって言ってくれたな。
正直泣きたくなった。
嬉しいのと苦しいのが同時に心を押しつぶされた。
どうしようもない愛しさに
俺は、ヒョクから逃げたくなった。
だから、あまりヒョクに近づかないようにした。
だって、俺何しちゃうかわからないもん。
でも、俺に泣きながら告白してくれたな。
俺は、自分を情けないと思った。
だって、逃げたんだもん。最低だろ。
ヒョクは、真っ直ぐ俺に立ち向かってくれた。
やっぱりヒョクは、かっこいいよ。
だから…だから…今度は、俺が立ち向かう番だよ。
俺は、もう我慢の限界だー。
あー!ヒョクとキスがしたいー!!!!
「ドンへ…もう付き合ってるんだからキスぐらいさしてもらえ!」
「わっー!ヒョヒョ…ヒョン起きてたの
てか…なんで?俺がヒョクとキスしたいってなんでわかったの?
心の中で、思ってたのに…」
「ドンへ〜?ドンへの心は、口と繋がってるのか?
全部口にだしてたぞ
うるさくて、兄さん眠れないぞ。」
「ご…ごめんなさい。ヒョン(泣)」
ドンへは、シュンとなった。
それを見たイトゥクは、クスッと笑い
「ドンへ〜兄さんは、応援してるぞ〜」
と言って、目を閉じた。
ドンへも、うんと大きく頷いて目を閉じた。