犬かご
□たまには甘えて
2ページ/2ページ
「犬夜叉、かごめ様。村の者からおいしいお酒を頂いたのですが、呑みませんか?」
そういって犬夜叉とかごめの家を訪ねてきたのは弥勒。
仲間が集まるのも久々だったので、犬夜叉とかごめは弥勒と珊瑚の家へ赴いた。
まずはじめに、珊瑚の制止虚しく弥勒が泥酔。
泥酔した弥勒が犬夜叉にそれを勧め、強いお酒だということを知らずに犬夜叉が呑んだ。
そしてその結果がコレである。
「うぃ…く、かごめぇ…どこ、行くんでぃ…」
「何言ってんの、何も動いてないじゃない」
ここまできたら最早かごめも嘆息するほかなかった。
犬夜叉の背をさすりながら、明日には早く酔いがさめることを祈るかごめ。
と、犬夜叉がその身をかごめにすり寄せてきた。
「い、犬夜叉!?」
「んー…」
かごめの胸は不覚にもドキリとした。
あの犬夜叉が、酒の所為とは言え甘えている。
「かごめぇー…」
「犬夜叉、どうし…」
ちゅ
と、可愛らしい音が鳴る。
かごめは、口づけされた頬が熱くなった。
「かごめぇー?」
「も、もう寝てっ!」
布団にばふっと犬夜叉を押し付け、頬を手で押さえるかごめの顔は、湯気がたちそうなくらい真っ赤になっていた。
***end***
酔っ払いネタって好きですw
今回もとても短くなってしまった…
もうちょっと長くて甘いの書きたいです…。