世界一初恋

□「社内はお静かに」高律
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どうにかギリギリで入稿を終え
いつの間にか上がった朝日に照らされながら席に座っているエメラルド編集部面々

『『………。』』

全員が今では屍のように机に伏せて誰一人と言葉を発しない状態だった

するとそんな中カタリと椅子が動く音がし足音が近付いてくる

「…高野さん‥?」

ふと顔を上げれば目の前に恋人である高野が立っていた

「あの、‥どうかしたんですkっ」

聞こうと口を開いたがすぐ塞がれてしまった

「んぅ‥んんっ//は…ぁ、ちょっ‥た、高野さっ//」

「‥律不足」

「えっ‥/」

聞き返そうとしたらまた顔が近づき唇を奪われる

「ん…っ、ん、ぁん//」

舌を絡め捕られぞくりと背筋に電流が走る

腰が抜け息が上がった所で解放されたが息を整えるだけで精一杯だった

「続きは俺ん家でな…」

優しく笑いくしゃりと律の頭を撫でる

「はぁ…はぁ//ここ会社、ですよっ///バレたら…」

「バレたらバレたでいいんじゃねの?事実なんだし‥それにバレた方が律を独占しやすいしな…」

「なっ//ば、ばかなこと言わないで下さいよ///」

俯いてそう言う律は耳まで赤くしていた

「まぁ‥印刷所行ってくるわ全員直帰していいから」

薄く笑いそう言って印刷所へ向かった

律は赤くなった顔を隠すようにまた机へうつ伏せた

さっきの言葉が少し嬉しかったなんてこと絶対言ってやらないと心で思って…

〜おまけ〜

木佐 羽鳥 美濃
「(起きるタイミング見逃した…;;)」



〜END〜

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