世界一初恋
□「言葉」雪木佐 短編
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今日は9月5日部屋にかけられている時計は今23時55分をさしている
あと5分‥
時計を気にながら今隣に座っている雪名を見る
「どうしましたか?」
「な、なんでもない//」
とっさに顔をそらし言う
あと1分
「なぁ‥雪名/」
「なんですか木佐さん?」
微笑みながら顔を覗き込んだ
「えっと…/」
あと10秒
「木佐さん?」
あと5秒
3
2
1
「っ…//」
チュッ
「き、木佐さッ/」
「雪名、誕生日おめでとう//」
「えっ?」
雪名は時計を見た
9月6日 0時00分
「木佐さん、ありがとうございます」
「け、結構恥ずかしいんだからな//」
俯いたまま言う木佐の顔は耳まで赤くなっていた
「こんなに幸せで嬉しい誕生日は初めてですよ、木佐さん」
微笑み言う雪名にドキドキしながら木佐は心で誓った
―また来年、再来年も祝ってやるよ絶対に‥―
〜END〜
あとがき
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