BOOK 1

□鬼ごっこ
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「・・・・・・ねぇ紗季(サキ)、行った?」
「多分・・・・・・」

と言って廊下を覗いてみました・・・・・・

「あれ?」
「どうしたの?真樹(マキ)」
「誰もいない・・・」
「え・・・?」

そう、廊下は長く続いているのに誰もいませんでした

「でも確かに人通ったよね?」
「う、うん・・・」

そして・・・・・・
♪〜〜♪♪〜
携帯が鳴り

「どうしたの?」
『い、今ね人がくる音がして近くの教室に隠れたんだけど・・・』
「もしかして・・・」
『うん、廊下に誰もいなかった・・・・・・』
「由美(ユミ)も?」
『てことは真樹も?』
「うん」
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