BOOK 1
□鬼ごっこ
2ページ/7ページ
「・・・・・・ねぇ紗季(サキ)、行った?」
「多分・・・・・・」
と言って廊下を覗いてみました・・・・・・
「あれ?」
「どうしたの?真樹(マキ)」
「誰もいない・・・」
「え・・・?」
そう、廊下は長く続いているのに誰もいませんでした
「でも確かに人通ったよね?」
「う、うん・・・」
そして・・・・・・
♪〜〜♪♪〜
携帯が鳴り
「どうしたの?」
『い、今ね人がくる音がして近くの教室に隠れたんだけど・・・』
「もしかして・・・」
『うん、廊下に誰もいなかった・・・・・・』
「由美(ユミ)も?」
『てことは真樹も?』
「うん」