First
□スキンシップ 裏
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-MarikoSide-
優:「こーじぱぁーー」
思いっきり甘えた
優子の声が
楽屋内に響き渡る
でも、
日常茶飯事の
光景に、誰も
気に留める人はいない
ただ、私一人を
のぞいては。
確かに付き合う前から
ニャロと優子は
仲良かったし、
それを篠田と
付き合うからって
いきなりやめたら
みんなに怪しまれるし。
だからニャロへの
甘えは許してあげたけど…
あー。
一応これでも
優子もニャロも
年下なんだし、
ここは大人な篠田は
我慢のしどころ…
だけど、
やっぱモヤモヤする
?:「…りこ」
??
?:「麻里子!」
篠:「はいっ!」
考えまくってたところに
ふいに介入された
誰かの声。
振り向けば
大きな黒い瞳に
さらさらの髪、
篠:「あっちゃん…」
敦:「元気ないねー、どうしたの〜?」
!
もうやけくそだ…
篠:「あーつこ」