蝶よ華よ!

□第二話
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いつものように学校から帰ってきた俺達は一緒にテレビを見ながら話していた。

「どーよ、篠田…友達できた?」
「うるせーな出来ねーよ、担任にまで目ェそらされたっつーの!」
「えー、どーせお前がガンつけてたんだろ?」
「ちっげぇ!分かんねぇとこあったから質問したかっただけだ」
「つくづく普通だなお前は…」

入学してから数日…俺は未だトラブルにも巻き込まれず相変わらず平和に過ごしてます。
同室者の篠田も変わらず面白いです、プププッ

「何ニヤついてんだゴラァ」
「え、別に…てかさぁ、篠田は内部生なんだろ?」
「おう」
「中等部の三年間もずっと一人だったワケ?」
「いや…幼馴染みがいんだけど、中等部ん時はソイツと同室だったしほとんど一緒にいたな」
「あー、高等部上がって離れちゃったんだな…幼馴染みってどんな人なんだ?」
「うー…ん」
「え、何?紹介したくな」

ピンポーン、ピピピピンピンポーン

「うッわ、何このウザイ感じのインターホン…」
「つか、噂をすれば…な気がする」
「え」



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