Reverse Trip

□「DAY'S」‐それは突然に‐
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アニオタで普通に暮らしてた平々凡々な日常に願ったり叶ったりな非日常が飛び込んできた。

憧れの彼がウチにやって来ました。














【Number1】
《プロローグ》




















それは本当に突然だった。
その日は久しぶりに部活も休みで部屋の片付けをしていた。
んで、気まぐれにホットケーキを焼いた。私には3歳離れた妹がいる。普段冷めた感じが気にくわないけど、そんなに嫌いではないのでお姉ちゃんとしておやつを作ってあげた。喜んでくれたのが嬉しい。
……確かにちょっと久々で珍しかったかもしれない。でも…でもさ?まるで天変地異ってぐらいじゃないし。普通に生活していたハズ。
片付けをした後、テレビを見てゆっくりしていた時、突然玄関の扉が開いた。
妹は出掛けたし、お母さんは学校でPTA。お父さんは仕事。
え?ちょっと待って。私、鍵かけたよね??ちょっ…どんだけ不用心なの?自分で鍵かけ忘れるとか。
テンパってる私と同じくらいテンパった声が聞こえて来た。
もちろん全然聞き慣れない声な訳で……
まぁ、そりゃテンパるよね家間違えたんだもん。
そこでちゃんと何て言ってるかを理解した。
……え?関西弁??


「え?ちょっ…マジでここ何処なん!?あれ?俺自分ちの鍵開けおったよな??」




……神様。
エイプリルフールはとっくに終わったし、誕生日も終わった。クリスマスなんて全然先ですよ?




神様……これは一体何という名のプレゼントですか?










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