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□愛する人の誕生日。
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お金持ちな景吾へ、お金では買えない宝物、貴方を好きである気持ちを、今日この気持ちを伝えるよ。
きっと、今日は恥ずかしがらずに言えるよね『おめでとう』って。言葉でちゃんと言えてたよね?0時丁度。
夜中の電話に驚いた景吾、可愛かったな。
ちゃんと電話に出てくれてありがとう。愛してる。
景吾が生まれた事、景吾と出逢えた事、同じ学校で過ごせたこの日々…そして、今傍にいられる事…ありがとう。
Happy Birthday景吾。知ってる?今日は一年で一度だけの魔法の特別な日なんだよ。
そんな一年に一度、重要度は世界一の大切な景吾の記念日、また一つ年を重ねて貴方は大人になっていく。
そういえばまた年取ったのか…だなんて大人の女性が気にするようにぼそりと言った景吾、違うよ。ただ年を重ねるんじゃなくて…重ねれば重ねるほど私達の思い出が増えるって事なんだよ?だから今日、私は景吾が喜ぶ言葉をたくさん貴方だけに贈るよ。ね?
ほら、私が何かを言う度にはにかむ貴方にまた私は嬉しくなる。ちょっと照れた顔が可愛いよ。
ふと景吾が思い付いたように、難しい事言うつもりはねぇんだが、と呟いた。


「……何千何億といる人間の中で、お前と逢えた事、奇跡だと思ってる」

「ふふっ…確かに奇跡だね。こんな近くにいられる幸せは特別だよ。」


だからこそ、私は貴方に愛の言葉を歌います。本当に景吾がこの世界にいて、私と出逢って今ここにいてくれている事に感謝しています。他にはもう何も要らない。貴方の誕生日に、特別なこの日に一緒にいられるだけで幸せです。


あいつが、麗奈がいるから俺は笑っていられる。昨晩麗奈から電話があって俺の気持ちは幸せだ。今日は…いつもより素直で…いられるよな?
世間的には普通の日、何も変わらずに映っているのに、俺にとっては空気の味さえも特別風味なんだ。お前も同じ気持ちだった?は…馬鹿じゃねぇの…そんな嬉しいこと言ってくれるな……
早く…お前の笑顔に会いたい。今日は…お前の笑顔を見ていたい。俺にとっては最高のプレゼントだ。しかめっつらは無しだぜ?


わかってる。私は景吾を世界一愛してるから。貴方の為に贈るよ力の限りたくさんの笑顔を。今まで景吾が泣きたくても泣けない事があっても私が代わりに涙を流すから。本当に泣きたいときは泣いて良いんだよ?
どれだけ泣いたって今笑えればそれでいいじゃない?それだけの幸せがここにはあるんだから。共にいられる今日のHappyBirthdayは貴方に尽くします。


お前が生まれた年と同じ年のこの日に俺が生まれる事が出来た事、この一生でお前と出逢えた事、そして今、お前の傍にいられる事が俺様にとってどれだけ嬉しいことかわかってくれているか?一番の幸せなんだ。本当に感謝している。特別な日にお前と過ごすことが出来て、俺は幸せ者だ。


「お前は大げさだと笑うかも知れねぇが……本気で思ってる。俺様一人じゃ、ここにはきっといられなかった。」

「…笑わない。私もそう信じてるから…!信じる。」

「……だから…来年も再来年も同じ日に…」

―――俺に会いに来てくれ
――貴方に会いに行くから


「……神様からのプレゼントだね」

「……あぁ。かもな」

「…景吾の未来に幸せが溢れていますように……」

「…お前が傍にいてくれればそれだけで幸せに決まってんだろ」

「……景吾………」

「アーン?」

「……ありがとう。そして愛してる」

「ふっ…俺様もだ」


いつまでも末長く貴方と過ごせるこの一生を大切に一生懸命生きていくと誓います。





「…誕生日、おめでとう…景吾……」





2012.10.04
Happy Birthday To Keigo

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