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□変わった彼の栄養源。
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どーしようかなぁ…
始まりがワンパターンに
なりそう(笑)
どんな……うーん…



















【いとこって……】

























「けいご兄ちゃーん!!」

「アーン?」


あるところに、
1人の青年と少年がいました。
青年は高校生、少年は小学三年生ぐらいでした。
その少年は青年の元へ
元気に満面の笑みで、
走り寄っていましたとさ。
そんな少年を見て、青年は…























可愛いじゃねぇの!!!
あぁぁぁぁーーん!?!?///
























壊れていました。

















跡部景吾16歳
テニス部部長氷帝学園高等部の生徒会長を務める男。そして財閥の跡取り息子。ちなみに中等部の頃も部長&生徒会長。
成績優秀、運動神経抜群
と、共にルックスも上級。
そんな完璧過ぎる
彼の意外な一面…
それは…………





俺様であることと…






ロリータコンプレックス。
いわゆるロリコン。
私が思うにロリコンって女の子がメインだけどあの人の場合、男の子も許容範囲なのかも知れない…………






つまりはちっこいのが大好きって事なの。
いつからかはわからないけど…






え?私?
私は龍門寺麗奈
跡部のいとこだよ(笑)
いやぁ…跡部程完璧ないとこがいるとプレッシャーだよね。
でもさ…最近、更に酷くなってて……何がって……;
ロリコン症。

たぶん、この間のゴールデンウィーク辺りからだと思っ……。
……いや、高校に進学してからだ…で、ゴールデンウィークにそれを後押しする出来事が…。


「ねぇ!!けいご兄ちゃん今日も部活?」

「あぁ。当たり前だろ?」

「うわぁ!!凄いや!頑張ってねっ!!」


そう言ってはにかむこの子は
『隼人』(はやと)君。
えーっと……厳密に言うと跡部の知り合い。私は紹介してもらっただけなんだ。


「じゃあ今日は無理でも今度のお休みは一緒にテニスしてね!!」

「当たり前だろ?アーン?」


そう言って顔を背け、背を向けその場を去る跡部。
……うわぁ………
隼人君に顔見えなくて正解。
つか、
何考えてるかわかる……;


ちょっ!!!そのタルみきった顔どうにかしなさいよっ!!
せっかくのイケメンが台無しじゃないっ!!キモッ!


「ちょっ!!跡部……」

「……アーン??」

「うわっ…何よその嫌そうな顔は!」

「……人が癒されたってのにてめぇなんざが話しかけんじゃねぇよ。」

「はぁ!?なにそれっ!!失礼でしょっ!!」

「うるせぇなぁ……」

「…………」

「…ったく…部活か…よし!ここはジローのヤツで疲れをいやし…」

「もうちっこいのんトコ連れてかないから。」

「っ!!あぁぁぁぁーー!!悪かったっ!!文句言って悪かったよっ!!お前でも十分癒せますー!」

「……一言余計だわ。」


そんなこと微塵も思ってないくせに……
残念と言うかなんと言うか
私は別にロリじゃない。
普通に女子高生。
だからこの人にとっちゃ
癒しでもなんでもないと。


「ったく……てか別に1人で行きゃいいじゃん。」

「アーン?男一人で行けるかバカ。」


……いや、結局はしゃぐのあんたなんだから変わらなくない?;


「っと……そろそろ部活に行かねぇと。じゃあな。」

「え?あぁ、うん。じゃあね」

「っあ!!おいっ!!」

「んあ?何??」

「明日、忘れんなよ!?」

「………;ハイハイ〜…」

「……絶対だぞ??」

「わかってるってば;」



明日は月二くらいで通ってる
保育園の日。
ウチのお母さんが保育士だから
手伝いって事で遊びに行ってるの。ってか、跡部が。だけど。





はぁ……。
またついて行かないと行けないのか……























ちっこいのは彼の栄養源です。
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