小咄
□11月小咄。其の二
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長くなってきたので。
基本会話文のみ。
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「押し競まんじゅうしようぜッ」
「あ?イキナリ何言いやがる」
「だってさぁ、寒いんだよッ動けばあったかくなるだろ」
「てめぇがここに来てぇって言ったんじゃねぇかよ、オレは寒くねぇ」
「そんなこと言うなよー、な?」
「な、じゃねぇ。オレはガキくせぇことはしねぇぜ」
「…ケチ」
「…ふてくされんじゃねぇよ、寒いンなら身体動かせば問題ねぇな」
「へ?」
「あの木まで、先に着いたほうが勝ちってのはどうだ?」
「えー、押し競まんじゅうがよかったのにー」
「文句言うならあの約束、ナシにするぜ」
「うわ!それ反則!!」
一体何の約束をしたんだか。
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「…オイ、抜け出すぞ」
「…うん、いいぜ」
「流星から預かったのか、あれ」
「オウ、父さん渋々だったぜ…」
「可愛い息子の願いだろ、アイツが聞かねぇワケねぇだろ」
「確信犯だよなぁ」
「無駄口叩いてンじゃねぇ、行くぞ」
「…おうっ」
「こーゆーのってさ、逃避行って言うのか?」
「…は?」
「えーと、愛の逃避行…?」
「どこでそんな言葉覚えてくるんだ…」
「父さんにそう言われて送り出してもらったんだけど…違うのか?」
「流星め…ぜんっぜん逃避行じゃねぇよ」
クリスマスパーティ
脱出ネタ
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「ケーキは何がいいだろーなー」
「ケーキ?」
「クリスマスケーキに決まってるじゃん」
「…当日はあのパーティーに行くんだろうが。必要ねぇんじゃねぇのかよ」
「パーティはパーティで楽しむけどイヴってのも大事なんだぜ?」
「あーそうかよ、で?前日はまどかンとこで集まるって云っていたのはそれか」
「キョウヤも行くって伝えてあるんだから、絶対当日サボリはなしだぜ?」
「メンドくせーな、ったく」
「WBBA主催のパーティは呼ばれたオレとキョウヤ、翼と遊だけだし堅苦しそうだしさ。前日は仲間でパーティするってことだし。今から楽しみだぜッ」
「ケーキってのは…作るのか?」
「そうそう、まどかが乗り気なんだよな」
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※小咄ではないのですが、云わせたい台詞もここに。
「キョウヤ、お前は…そんなにオレとチームを組むのがイヤだったのかよぉ…ッ」
「同じ空、見てるのか…な、キョウヤ…」
「運命、そんな言葉オレは信じちゃいねぇ。でも、銀河と闘う為に必要なのならその運命とやらを受け止めてやらァ!」
「オレはいつだって、銀河との決着を望んできた…いつだってな」
「ふざけんじゃねぇ、誰にもジャマなんかさせねぇ…キサマとオレの魂のバトルをなぁッ!」
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「スキーやりたい、スキー!キョウヤはスキーしたことあるか?」
「ねぇな」
「え、そうなの?」
「山育ちのお前にはわからねぇと思うぜ?まぁ生活に必要ないからな」
「ふーん、そんなもんなのか…」
「何残念がってんだ、村が恋しくなったか?」
「恋しいっていうか、うーん?懐かしいって感じになるのかな」
「なかなか行けねぇからか。オレは生まれも育ちもこの街だからそんな思いはしたことは あ、」
「ん?」
「世界大会でアフリカを旅してるときは、この街を思い出すことが多かったな…てめぇの憎たらしいツラも一緒に、な」
「憎たらしいって、」
「オレを変えるきっかけになったあのバトルが原動力だったんだよ。今でも思い出すだけで…ムカツクぜ」
「ッ本人目の前で云うか、それ」
スキー初めてでもキョウヤは
すぐ滑れそうなんですが。
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「結局はさ、オレってキョウヤに振り回されてる?」
「違う、お前がオレを振り回してンだろ?」
「…んー どっちだ? っていいや、お互い相手を振り回してるってコトで納得しろよなキョウヤ」
「 お前、いい加減だな」
「そっかな、いい結論だと思うけどなー」
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「うわ、いいなー初雪だって!」
「 雪?ああ、でも例年よりも遅ぇんだろ」
「古馬村で降ったら大変なんだぜ、もー外に出られないんだからさ」
「山は凄そうだよな この街で降ったらあっという間に交通マヒしちまうぜ、雪はよ」
「ふーん、そうなのかぁ でも降ったら楽しそうだよな」
「 お前は犬みてぇだよな ククッ」
「あ、 その笑いはオレをバカにしてるだろ」
「いや?雪ン中を駆けずり回ってるお前を想像したら犬そのものだったからよ」
個人的に銀河は犬っぽい
で、キョウヤは猫ですね
こたつで丸まる?
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「遠慮すんなよ、オレの勧めた酒が飲めねぇのかお前 って云いたいトコだがまだオコサマのお前にワインの味はわからねぇな」
「酒が飲めなくたっていーんだよ、オレはガキで未成年だからな、フン」
「…拗ねたカオもいいぜ?銀河」
「ッ! 云うことなすことキョウヤは何かエロいんだってばッ もー」
「オラ、買い物行くんだろ。酒の話は後でかまわねぇからさっさと行こうぜ」
「 自分勝手だよなー」
「荷物持ちはいらねぇのか?」
「え、それひでぇッ 」
「さっさと行くぜ オレの好きなモン作ってもらわねぇコトにはワインは飲めなそうだからな」
一応終わり。
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「あ、夜にか」
「冷蔵庫には大したモン入ってねぇよな」
「今日買い物行く予定だったし 頼むぜ荷物持ち」
「はいはい、それでうまいモン喰わせてくれるんだから文句はいわねぇよ」
「でもワインなんてキョウヤに似合わないカンジなんだけど」
「 似合う似合わねぇなんてカンケーないだろ、酒は酒だ」
「飲んでもちっとも酔わないよな、酒強いのいいよなぁ」
「あ?オレは強くていいけどよ、お前はそのままでいいぜ」
「えー 何で?」
「 酔うと大胆になることがわかったからだぜ」
「ッ う、 そのいやらしい眼、やめろって もう」
「ワインは味見だけさせてやる」
「 いや、いい 」
まだ続いてたり…
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「さっすが金持ち。自分トコのだろ、それって」
「ああ、毎年味は悪くねぇぜ」
「ってキョウヤ未成年だろ、もう」
「関係ねぇな。好きだから飲んでるんだよ」
「オレは絶対飲まないからな」
「シャンペンだけでもへろへろだもんなーお前」
「だって、仕方ないじゃんか。あのシャンペンは飲みやすくてついつい」
「止めなきゃまだ飲んでただろ?」
「あーもー云うなよッ すげぇ失態だったってのだけは 覚えてるし」
「失態だと判ってりゃいい。オレの前以外で絶対飲むんじゃねぇ」
「 はい」
「このワインに合うつまみが欲しいよな」
「ってもう飲む気か?」
「ちげぇよ、夜にだ」
ハロウィンパーティの時
シャンペンで銀河は二日酔いに。
酔うと絡むんです、銀河は
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「本部に行ったらキョウヤに渡してくれって云われて持ってきたんだけど」
「オレ宛?」
「シーザーから…ワインだって」
「ボジョレーか、アイツも義理がてぇヤツだぜ」
「ボジョレー?何だソレ」
「今年のワイン、新酒のことだ。約束してたワケじゃねぇのに毎年この時期送ってくるんだぜ」
今週解禁ですねー
私はお酒飲めませんッ