10/21の日記
23:06
めだ箱日記連載小説1/家訓に煩い男
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「善吉、良吉を知らないか?」
「部屋で本読んでたと思うけど」
「わかった」
勇んで廊下を歩いていくめだかちゃんの手には、今俺とひめじが食べているクッキーが乗った皿がある。
どうせなら部屋からひっぱり出してきて一緒に食べればいいのだが、真剣に本を読んでいる良吉の邪魔をしたくないんだろう。
甘くなったなと息を吐く。
小さな手に掴まれたクッキーが口元に差し出された。
「お父さん、食べないの?」
「食ってる食ってる」
「食べてない!さっきから三回しか食べてない!」
さぁ食え!とめだかちゃんの口調を真似ながら口に突っ込まれたクッキーを咀嚼する。
言わずもがなうまい。
めだかちゃんの料理ばっかり食ってると舌が肥えすぎるんじゃないかと心配になった時もあったが、この間めだかちゃんが出かけてて俺が飯を作った時も変わらずうまそうに食ってたからそんなこともないらしい。
「なぁひめじ、良吉の部屋に行って二人を呼んでくるからちょっと待っててくれ」
「早く帰ってこないとクッキーなくなっちゃうからね!」
「おう」
膝に乗っていたひめじを降ろしてソファから立ち上がる。
今となってはもう慣れた廊下を進んで、一番奥の部屋の扉を開けた。
部屋の中では、隅っこでじっと分厚い本を読んでいる良吉とその横に座って楽しそうに良吉を眺めているめだかちゃんがいて、またため息が零れた。
「良吉、めだかちゃん。ひめじが待ってるから行くぞ」
「む?そうか。よし良吉、お母さんが抱っこして連れて行ってや」
「俺、本読むから行かない」
「そうか?ならばクッキーはここに置いておこう。夕飯までにキッチンに持ってくるのだぞ」
「うん」
「駄目だ」
え、と二人が少し驚いたような顔をして俺を見上げた。
良吉が持っていた本を取り上げて間にしおりを挟んで傍にあった机の上に置く。
両脇に手を入れて良吉を抱き上げた。
「お父さん、俺」
「駄目だって言ったら駄目だ。めだかちゃん、皿持ってきてくれ」
「うむ」
「本なら後で読める。勉強なら後で出来る。せっかくお母さんが作ってくれたんだから、みんなで食べなきゃ駄目だ」
じっと俺を見る視線を感じながら部屋を出た。
我慢できなかったのか、ひめじがすぐそこまで走ってきている。
良吉を抱えたまましゃがんでひめじを受け止めると、後ろにいためだかちゃんがキラキラした目で片手を差し出した。
「たっ、大変そうだな。どれ、良吉をこっちに寄越すがいい」
「…ああ、頼むぜ」
抱っこをせがむ様に良吉が腕を伸ばした。
滅多にないことなので俺もめだかちゃんも驚く。
抱っこをせがまれたことなんて片手で数えられるぐらいしかない。
恐る恐ると言った風に良吉を抱えためだかちゃんは、歩き出すと我慢が出来なかったのかきゃーきゃーと歓喜の声を上げながら頬ずりをしているらしい。
「もう、お父さん遅いー」
「悪いな。じゃ、みんなで食うか」
「うん!」
腕の中でにこにこと笑うひめじを見て、後ろでくすぐったそうに微笑んでいる良吉を想像して、楽しそうに笑っているめだかちゃんを予想して。
俺も、小さく笑った。
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節子!これ小ネタやない!本文や!
日記連載がたまったらまとめてメインページに移動させましょうかね
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22:33
めだ箱連載小説(予定)設定
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※※100%妄想小説です。年齢操作(+7年)、捏造(子供とか異常とか過負荷とかそこらへんの設定)、CP
【善めだ(個人的にはめだ善)※捏造子供存在/
阿久もが※捏造子供存在/
宗くじ(マイナーどころか見たこともない)※捏造子供存在/
王行(行橋は女の子だと信じてる)】
がおいしくいただけない方は戻ってください
人吉善吉・めだか
・一軒家(馬鹿でかい)
・瞳さんは二日に一回遊びに来る
・子供二人持ち(後に詳細有)
・善吉は自宅警備員
・↑働いていないのではなく子供たちを狙ってくる悪い方々を蹴散らしている
・めだかちゃんは自称専業主婦
・↑家事はもちろん戦闘も熟す
人吉良吉(ひとよし よしきち)五歳
・人吉家長男
・命名:人吉瞳
・すごく大人しい
・保育園の隅っこで絵本を読んでるタイプ
・双子の妹を守るために日々修行に励む
人吉ひめじ 五歳
・人吉家長女
・命名:黒神くじら(名瀬夭歌)
・↑理由「目がでかいから」
・活発
・保育園にいる赤ちゃんから先生までが友達
・なんでもできるけど戦闘に関しては年並み
こんな感じの人吉家です。
ひめじちゃんは常に善吉やめだかちゃんにべったり。
めだかちゃんは隅っこで本を読んでる良吉に構いに行くけど大抵スルーされる。
良吉は毎日宗像家に通えばいい。
宗像刑・夭歌
・くじらちゃんの強い要望により婚姻届は名瀬夭歌として提出
・一軒家(馬鹿でかい)
・夭歌ちゃんはおめでた(後に一子誕生)
・刑くんは夭歌ちゃんが無理をするのが心配なので育児休暇中
・↑黒神グループ系列の会社で働いてればいい
・夭歌ちゃんは主婦見習い
・↑超ダイナミックな料理または緻密に計算されすぎて味は完璧だけど家庭の味を感じられない
・↑古賀ちゃんが料理の師匠
主な登場人物の設定はこんな感じで始まります。
まぐろさんの設定とかもちまちま考えていたりしますが、あんまりにも長くなるので今回は割愛します。
肝心の小ネタはまた次の日記…ということで
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21:49
テストが終わったああああああ!
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ようやくテストが終わりましたが演劇の大会が二週間後にあるので全く休めなかったりします。
とりあえず今週のめだ箱からの妄想漫画書きたいいいいい!
宗像ああああああ!
大好きだああああああ!
キャラ設定どころか口調もあやふやですが鶴喰も書きたい!
というかそろそろ半年以上温め続けてきためだ箱の未来妄想小説書きたいんですけどねー。
残念なことに、時間がないんですよねー
とりあえず、次の日記に設定とちょっとした小ネタでも書きます
…そうか、小ネタ日記連載というのもありなんだな…
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