main1の番外編です。
ある晴れた昼下がり。
今日は全員戦に出ておらず、それぞれ思い思いの場所でつかの間の平和を過ごしていた。
それは主力メンバーの四人もこないだ入ったばかりの灯も例外ではなく、銀時と高杉、そして灯は一番日当たりの良い桂の部屋に来ていた。
灯と羽張は人型をとって壁際に座っている。
銀時は良く日の当たる南側でごろごろしていて、高杉は灯と羽張が座っているところと反対側の壁際で刀の手入れをしている。辰馬とこの部屋の主である桂は買い出しに出ている。
「なーなー俺前から思ってたんだけどさー」
銀時が腹ばいに寝っ転がりながら灯に声をかける。
「何?」
「お前も羽張も裸足だよな。神様ってみんな裸足なのか?」
「少なくとも私が見たことある神は全員裸足だったよー」
「砂利道走っても大丈夫なのか?」
刀の手入れを終えた高杉も会話に混ざり始めた。
「基本的に痛くも何ともないよ。」
「やっぱあれか、ドラ●もんみたいに浮いてるからか?」
「どうだろうねー?ま、知らぬが仏って言うし?」
「ちょ、普通そこで切る?!ものっそい中途半端だよ?!ていうか知らぬが仏って、どんな秘密だァァ!!!余計知りたくなるだろ!」
「はっはっは。あ、ヅラと辰馬帰ってきた」
「無視か!」
なんだかんだでこの件はうやむやになりましたとさ。
「………」
何気に興味津々だった高杉さん。