帝光高校、バスケ部。

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「だっりぃ〜・・・」

教室中どこ見渡してもマジメな奴ばっか。
昼休みだってのに勉強してる奴もいるし・・・

そんな奴くたばれ!
むしろくたばれ!

「青峰くん・・・?どうしたんですか、いつもより顔がイカついです」
「あぁ?」

イカついは余計だっつーのに・・・

『だーいーちゃーんっ!』
「んぁ?どうしたー?」
『あーそーぼーっ!』
「桃はガキかっ!」
『って、あっちゃんがー!』

後ろからぴょっこり出てきた、巨人の奴

「峰ちん、あーそーぼーっ」
「お前が言うとなんか可愛くねえぇ!」
「うゎーい」
「く、黒子!!?」

あー、くっそう・・・・
なんでこうしてもバスケ部はバカばっかなのか・・・
せめて征がいてくれたら・・・

「いるよ」
「うぉおっ!!?つか俺のキャラをこれ以上壊すなよ」
「青峰っちー、暇っス〜」

今度は黄瀬か・・・
また面倒なことになりそうだな

「栗山さーん、なんかいっぱい呼んでるけど・・・」
『およ?わかったー、ありがとう!』

クラスの奴が桃を呼んだけど、
あんま気にしなかった。
めんどくせえし、いざとなれば、あいつの鈍感バカでなんとかなるだろうし


『ごめーん、先いってて〜』
「ん、じゃあいつものところでね〜」
『了解っ!』
「峰ち〜ん、いっくよぉ〜」
「わぁったって」
「今日は何するんですか」
「バスケでよくね?ゲームしたい」
「じゃあ俺と青峰っちは敵っスね!」
「んだよ〜、俺仲間はずれか?」
「じゃあ僕青峰くんのとこ入ります」
「黒子っち〜っ」

今日はなにする、じゃなくて。
いつものやつやる、のほうがほぼ合理的だろ

毎日昼休みもバカみたいにバスケしてるし


「今日は緑間はいないのか?」
「あぁ、ミドチンね、何とか委員でいけないって〜」
「美化委員でしたよね?」
「あの顔で美化委員って、笑えるよなあー」
「確かに、緑間っちにしては珍しいっス」
「つか、桃遅せぇー」
「なにかあったのかなぁー」
「ったく、俺見てくるよ」


なんか、嫌な予感しかしねえ・・・

『やめてくださいっ!』

あ、桃の声だ
ってか、男子三人からなんかされてんだけど、
これはもうアウトゾーンってことで・・・
つか今のこの世メガネくんたちは威勢がよすぎんだろ

「俺ら桃ちゃんのこと好きなんだよ!」
「バスケ部の奴ってなんか危険だしさ」
「俺らのほうがいいよ!」

「バスケ部が、なんだって?」
『大ちゃんっ!』
「あんさ、離してくんねえかな、その手」
「青峰っ・・・!?」
「おい、聞こえなかったのか?その手を離せ」
「な、なんだよ、今俺ら話してんだから」
『やだぁーっ・・・』
「話?ただの押し付けにしか見えねえけど」

あぁ、もう桃なんか涙目になっちゃってるよ
こりゃ後が大変だな・・・

「ね、だからさ、桃ちゃん、」
『だから断ってるじゃないですかっ・・・』
「お前らまじで死にたいわけ?その手、離せっつってんだよ!」
「青峰も見たいだろ!!?桃ちゃんの猫耳にメイド服!」
「・・・あ?」
「バスケ部マネなんかやめてメイド研究にはいろうっていってるんだよ」

はぁ〜・・・
てっきりいつも通りの告白かと思ったら
部活の誘いかよ〜・・・
しかもなんだよメイド研究部って
よく教師もそんな部了承したよな、くそが
(只今青峰爆発中。)

「・・・死ね」
「はあぁっ!?」
「猫耳もメイドもこっちでやるよバーカ!!!」
(((やっちゃうんだー・・・)))
「しかも、桃はバスケ部のマネージャーだ。とんじゃねえよ
いくぞ、桃」
『んっ・・・大ちゃん、おんぶ・・・』
(((なんでそこでおんぶ−!!?)))
「ったく、気ぃ抜いてんのが悪いんだよ」
『ぅ・・・ごめんねぇ・・・』
「あ?まあ、桃が悪いんじゃねぇからさ」
『うぅ〜・・・大ちゃん好き、ありがと』
「ば、ばか、しゃべんじゃねえ///」


気ぃ抜いてんじゃねぇよ。
(メイド、やるか?)
(ば、ばかっ、絶対やんない〜)
(無理、拒否権なしで)


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なんだかんだいって青峰くん
優しい(^ω^)!
私は緑間のほうがいいけれど。
緑間好きっていったら
友だちから変人扱いされた〜っ(((

 

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