帝光高校、バスケ部。

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もうすぐ月が終わろうとするころ。
テストです。





部活ができなくてカリカリしている人もいますが、
帝光高校バスケ部はテストなんて関係なく自主練をするのです。
レギューラーであれば、あるほどに。





「と、いうことで。勉強会しようぜ」

「青峰っちどうしたんスか!?いきなり勉強なんて!」

『違うよー、大ちゃんは課題をうつしたいだけなんでしょう?』

「だから青峰はバカのままなのだよ」

「なにおぅ!?緑のくせに!」

「あの、ボクもわからないとこあるんで勉強会したいです」




てっちゃんの真面目な一言によりバスケ部一軍レギューラー陣
キセキの世代の勉強会が決定されました。



そして当日。



ピンポーン.....



「なんだ、桃か。」

『やっほー真くんーっ!』

「あれ、俺スルーされてないっスか?」

「なんだ、黄瀬いたのか」

「一応オーラはあると思うんですけどー・・・(泣)」



今回、征くんとあっちゃんはそれぞれの用事で不在なのです。

ということで、

自動的に主催地が真くんの家に。


きれいでかつある程度広いところといえば真くんの家しかないのだ。


黄瀬?
ありゃ、なんかマスコミがどうとか・・・

うん、どうでもいい。




「言い出しっぺの青峰と黒子が遅いのだよ」

『じゃあ先に真くんお借りしていいかなーっ!?』

「え、俺・・・」

「そこらで一人でやるといいのだよ。」

『りょーたは教科書読めば出来るようになるって!』

「で、どこがわからないのだ」

『んっとねー、ここっ!』

「あぁ、ここは―・・・」





黄瀬です。
さっきから緑間っちと桃の距離が以上に近いっス。




きっと両方が振り向けばキスしちゃうくらいに。




あぁ、ほらもうなんかラッコ状態になってるじゃないっスか



『なるほど!真くんの説明わかりやすいー』

「人事を尽くしているのだからな」

「緑間っち、そこ代わるっス!!」

「黄瀬は人事を尽くしていないから無理なのだよ。」



ピンポーン......



「緑間っち!来たっス!はやく行くっス!」

「うるさいのだよ!!!」



さて、さっきの分を返してもらうっスよ〜



「桃、こっちおいで」

『んー?』



ほら、素直だからすぐ来た


さっき緑間っちがしたより、もっと近くによせて後ろから抱きしめてみた


『りょーた?』

「なんスか?」

『苦しい』

「しらないっス〜」

『苦しい』

「あんま騒ぐとちゅーするっスよ?」

『む、』



かわいいいいいいい←

なんスか!
お口チャックのポーズとっても余計襲いたくなる〜〜〜




「お、・・・?何してくれてんの、黄瀬」

「だっこっス」

「桃はどうして口を結いてるんですか?」

『騒ぐとちゅーされるからっ!』

「「「ふ〜ん・・・・・・」」」

「テイクアウトしても大丈夫っスか」

「「「死ね」」」






勉強会というより、お宅訪問会になったのは言うまでもない。



帝光、勉強会です。
(痛い痛いっス!)
(死ねばいいのだよ)
(そんな騒ぐと、)
(((あ、)))(んっ、)
(ちゅー。)
(((殺す!!!!!!)))

 

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