SS.
□倦怠期1
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萌えるリクエスト
mygirlシリーズで倦怠期
スキンシップに気乗りしない夢主
になります。どうぞ。
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Risa side
『朔、なにそれ。』
『あ。これもらったの。西野さん』
『へー。』
『なんか理佐と似てるよね。今日そんな感じした。』
隣で朔は西野さんのフォトブックを見ていて、今日一緒に撮影をしたという。そして、フォトブックまで貰ったらしい。
『やばい。なんかエロくない?ぞくぞくする。』
『こら。そんな目で見ないの。』
朔は、フォトブックをニヤニヤしながら見ていて、さすがに私は先輩をそんな目で見れない。
『でもさー、なんかアイドルって大変だね。水着とかで写真集出すんだもんね。』
『まーそうだよね。ねるもそんなだったし』
朔はピタッと固まってこっちを振り向く。
『え、なに。』
『理佐、、、やんないよね?』
朔はいつになく真面目な顔してて、そんなに心配しなくても。と思った。
『ないよ……たぶん、』
実際そういう予定はない。だから嘘ではない。そうなんだけど。水着はいつでもあるかもしれないということは伏せておいた。
というか、朔もランジェリーのモデルとかしてたじゃん。というのも飲み込んで。
『もし決まったらすぐに言ってね。』
『はいはい。』
そういってすぐ朔は西野さんをまた眺め始める。
だから私は私で携帯で動画を見ながら、自分の時間を過ごしていた。
最近は、朔の撮影もひと段落して私も特にシングルの発売もコンサートがあるわけでもなく仕事は落ち着いていた。
だからわりと、家で朔と過ごす時間はあるんだけど、なんか2人の関係性も落ち着いたなあと思う。
『朔、今日どんなだった?』
『んー。撮影だけだよー。』
『へー。』
朔は話しかけてもまあいつものごとく本に夢中で、話は途切れる。
『理佐は?』
『レッスンと収録』
『そーなんだ。』
朔はにやにやしながら西野さんを見ている。
まあ私も動画に夢中になっちゃうからどっちもどっちなんだろうけど。
んー。倦怠期なのかなこれ。
べつに仲が悪いわけでもない。だけど、そういえば最近ハグ以上のことはしてない。
もうすぐで一緒に暮らし始めて半年が経つ。仕事は忙しいし朔との時間をめいいっぱいとることは難しいからこうやって同じ家に帰ってくることはすごく安心なんだけど。
『ねえ朔。』
『なーに』
『ベッド行こうよ』
『えー、まだいい。』
ほら。こんな感じだったっけ。
『いいじゃん。』
『んー。先寝ていいよ。』
誘っても朔は乗り気ではなくて。なんだか寂しい。
まあ長く付き合うならこんなものなのかもしれないけど、朔は芸能人だし、可愛いし。不安にはなる。
『わかった、先寝るね。』
だけど、不安とかそれ以上は何も言えなくて、私はソファで寝転ぶ朔を横目に先に寝室に向うしかなかった。
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