CP.
□ご飯行こっか
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Risa side
『理佐デートしよ』
『うん。じゃあ次のオフね』
私と愛佳はたまにデートをする。
しかも、ちゃんとデート。
腕も組むし、手も繋ぐ。
これ見たい、あれ食べたいという愛佳を制するために腰を抱いて歩くときもある。
それでなんとなく、奢ったりおごられたり2人とも格好をつけることもあるし、何にもない日にプレゼントを渡すことも。
他のメンバーともこんな感じなのかな?とか、欲求不満だからかな?とか色々思う。
『なにかんがえてんの?』
東京で1番おしゃれな街で、おしゃれなカフェで真正面の愛佳が私の頰に触れる。
『愛佳ってさ、いつもこんな感じなの?』
『え。なにが』
愛佳はビックリして大きく目を見開いている。
『ううん。なんもない。』
『ふーん。変なの。』
そう言って食べていたアイスをあーんってしてくれる。
目を見つめてパクッと食べると、りっちゃん可愛い。ってまた笑う。
もうだめだ。
触れたいし、もっと色んなこと愛佳としたい。
そうやって思うのは私だけなのかな。
行動に移すと愛佳はそのまま受け取ると思う。いや、ジョーダンやめてよってなかったことにするのかな。
今の関係を壊したいのに、踏み出せないってこういうことだ
『理佐、どうしたの?考え事?』
帰り道いつものように遠回りして手を繋いで帰ってた。
愛佳は心配そうにこっちをみる。
何気なく繋いだ手を見てはドキドキが止まらない。
『、、もしさ、私が愛佳にキスしたらどうする?』
考えに考え抜いた言葉はそれだった。
私がキスしたらどうするんだろう。
受け入れるの?拒否するの?
『抱きしめる。』
『そっか。』
想像していた返答と違っていて言葉に詰まった。愛佳を見ると真っ赤になったまま前を見てる。
『好きだから。理佐のこと。』
『うん。』
『わかってる?恋愛感情のすきだよ?』
『私もそのつもりだから。』
『え。』
愛佳はまた驚いてる。言ったのそっちなのに。いや、私が言わせたのか。
『好きなんだってば。愛佳のこと。』
『、、どうしよう。嬉しい。やばい。』
見るからにパァっとにこにこになる愛佳が可愛くてぎゅっと手を握った。
『ふふ。これからどうする?』
『そうだね。やっぱ付き合おっか。』
『だね。』
『よろしくねりっちゃん。』
『うん。よろしくお願いします。』
そんな感じで始まった私たちの関係。
あとでおぜに報告すると、なにそのご飯行こっかみたいな軽い告白!って突っ込まれたけど。愛佳の照れ隠しに一番に気付けるの私しかいないから。
end