long(k)

□Spender Cat
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our side



空港からすぐ事務所に向かって、近くでレッスンを受けているという欅坂のメンバーに会うことになった。


本当に死ぬほど緊張したけれど、

ゆかや茜のおかげで何人かのメンバーと話すこともできて、一安心した。




あとは、、、、




どれだけ素の自分を隠せるかという問題だけだった。



『朔はさ、何歳なの?』


『えっ?』


帰りのバスで急に隣に来て声をかけられた。


『志田愛佳。まなかってよんで。』


『あ、よろしくね。18歳で、4月から大学生。』



愛佳は、へーそうなんだと言いながらたくさん質問してくる。
そして私より1つ年上で、他のメンバーが言ってたように猫みたいな可愛い顔をしていた。


『朔ってさ、もっとファンキーな子でしょ』


『、、、そう見える?』


ギクッとした。
服も出来るだけきれい目におしゃれにしようと着てきたのに。


『だって、アメリカ育ちで、こんな綺麗で派手な性格じゃないわけないじゃん!あやしい!』


『なんかのドラマの見過ぎだから、やめて笑』


『じゃあ趣味は?』


『んー、、ダンスと、バイクが好き。あとライブとかに行くのも』


『ふふふ、絶対派手じゃん。バイクとかのるの?』


『え?いっちゃう?笑』


笑ってきくと、本当に愛佳は目を輝かせて行きたいという。


『可愛い、、、』


『何急に!やめてよ///ほんとちゃらい』


愛佳は耳を真っ赤に染めて、顔を隠した。


やっぱりアイドルって破壊力ある。
そう思って、頭をぽんぽん撫でると本当ちゃらすぎると低い声で睨まれた。




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