捧物

□意地っ張りな君へ
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ある日のネスト基地

「レノックス、遅くなったがこれ。」


 渡されたのは先月の報告書の山。しかもご丁寧に一つ一つ紙にされてある。


「すまないな、いつも助かるよスタースクリーム。しかしお前だけ働き過ぎじゃないか?」

「仕方ない。メガトロン様はオプティマスで手一杯だし、当のオプティマスは真面目に仕事などするわけないし(酷っ)」

「言えてるかもな。でも少しは休めよ。そのうち倒れるかもしれないぞ?」

「笑えない冗談だな。」


あるわけがない、と自信たっぷりにレノックスに告げその場を去った。

 その考えが甘かったと後々スタースクリームは身をもって知る。
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