薄墨珱

□始まり
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これは、一人の少女と一人の武士の話にございます。

今は昔、幕末と呼ばれるその時代には、
新選組と呼ばれる治安維持部隊が存在しておりました。
彼らは、京都の平和を守るべく、それは必死に己の信念をただ信じて戦いました。
しかし、時の流れに彼らは破れてしまいました。

彼らの守った時代は終わり、新たにできた時代では、彼らは捨てられたように
忘れ去られていました。

一人は言います。
「確かに我らは時代に負けた。 だが、この時代を築くために、我らは敗者として貢献したのだ。」

誇り高き彼らの生き様を
私、福が語らせていただきます。
 

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