薄墨珱

□出合い
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私は主人公名字 主人公名前というものです。

私は東海道のしがいない茶屋で働いています。

いつもはそこまで人が多くないのですが、
何があるのか知りませんが、今日は団体さんが立ち寄ってくださいました。

いつもは暇な分、団体さんが入った今日はとても忙しく感じます。

私が、あっちにあたふた、こっちにあたふたしていると、「あのぅ、すみません。」と低めの透き通った声の少年が私に話しかけてきました。

おそらく彼も、この団体客の一員なのだろうな。
私がそう思っていました。
「はい、なんでしょう?」
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