夢小説置き場
□心配性に御用心/エース
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「…桃香」
「桃香」
桃香「…はい」
何度も私を呼ぶ声に恐る恐る返事をする
いつもとは違う低く掠れ気味の声からして、声の主が怒っていることが分かる
エース「桃香…お前またっ」
桃香「ち、違うの!これは…その…」
エース「きちんと説明してもらおうか。その足の傷…」
桃香「こ、これはですね…」
あぁ、もう何でこうなってしまったんだろう。エースの心配性は並大抵じゃない。心配させたくないのに…
ましてや怪我の理由が転んで、だなんて…
エース「ぶつぶつ言ってねーで何とか言え、桃香。」
桃香「ころびまし、た…」
エース「…なんて言った、今。」
桃香「…………だから!転んだの!!!」
ハァ…っと深い溜め息をつき頭をやれやれと掻くエース
エース「転んだって…お前、今月入って何回目だよ。」
桃香「だって段差が…」
エース「段差ぐらいあるだろ普通、船だってまっ平らって訳じゃねぇんだから。それに足見てみろ、女なんだからもちっと体大事にしろよ。ボロボロじゃねぇか、だから…
(うわ、また始まった、エースのお説教…)