夢小説置き場
□心配性に御用心/エース
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桃香「あの…さ、」
エース「あ、何だ?」
桃香「いい加減にしてよ、エース。」
エース「…あぁ!?それはこっちの台詞だろ!俺は心配してっ」
桃香「幼馴染みだとか妹分だとか!エースは心配性で皆に優しいのは分かるけど私だって一応海賊なんだよ!心配性も大概にしてよね!!」
しまった、言い過ぎた…とエースを見た時にはもう遅かった。目に怒りの炎がメラメラと宿っているのが分かる。
桃香「あ、え…と」
エース「桃香…それ、本気で言ってるんだよなぁ…」
桃香「あの…エース…さん…」
ジリジリとこっちに向かってくるエース
距離がどんどん縮まる。
ダンッ
後ろは壁だ。背中を強く打ち付けられエースが今までにないくらい怒っているのが分かった。
(エース、今まで私に痛いこと何てしたことないのに…)
桃香「…痛っ」
痛みで目を閉じたその瞬間、唇に熱くて柔らかい何かが当たるのが分かった
そ…っと目を開けるとエースの顔が目の前にあった。
鋭い目に長いまつげ、すっと筋の通った高い鼻、端整な顔立ちに散らばるそばかすが可愛らしい。
桃香「ん…ぅ」
エースの舌が半ば無理やり侵入してくると一気に顔が熱くなるのが分かった。頭が、クラクラする…
ちゅ、くち…
いやらしい水音に恥ずかしくなり目を閉じる。エース、何で、どうして?頭の中がハテナでいっぱいだ。
桃香「ぷはっエース!なんでっん…」
やっと解放されて声を出すもエースは無言のまま。また口を塞がれ立っているのがやっとだ。
桃香「エース…どうしたの…なんで…」
エース「お前が、分かってねぇからだよ…」
一言だけ口を開いたかと思うと、エースの熱い手を服の中に入れられ体がビクッと跳ねる。
そのまま胸を優しく、激しく揉まれ「ふゃ…」と不意に出た声にまた顔を赤らめる。
クスッ…とエースが嫌な笑みを浮かべた
その間も手を止めないエース。決して嫌ではない。
何故なら…
桃香「好、き」
その言葉に手をピタ、と止めるエース。
エース「今、桃香なんて…」
桃香「好き、だよ。エース」
エース「…桃香それ本当か…?」