夢小説置き場
□悩ましい君は紋白蝶/ロー
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新しく入った桃香もまた俺が無理矢理に手にいれた存在だ。
だが、身寄りもなく一人だった桃香はすぐに新しい環境を受け入れ楽しんでいるようにも思えた。
それに選ぶ手段もなかったように思う。
それでもやはり仲の良い友達や、名残惜しい人物はいたようで夜中に部屋を覗くと泣きながら誰かの名前を呟いていることは珍しくなかった。
俺は桃香のことが好きだ。
出会ったその瞬間に惹かれるものを感じ、
「絶対に手に入れる」
そう思った。
そして俺は手にいれた
そんな桃香も次第に皆に心を開くようになり、遊んだりしているところを度々見かけた。
だが俺には心を開かない
怖がっているのがよく分かる
ロー「よお、桃香」
桃香「ロ、ローさん…私、まだ仕事があるから!」
そう言うと早々と立ち去ってしまった。