That's another*
□Love*02
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"―幸村先輩、さよなら!またあとで!"
あの活発な声が目を瞑れば耳に木霊す・・・
どうしてだろう、君に逢いたい。
また笑顔で俺と話して欲しい・・・
一つのものに囚われない君が輝いて見えるから、かな。
そんな君は学校の前にある海が凄く似合いそうだ。
「幸村、幸村!」
≪あ、あぁ・・なんだい、真田。≫
「聞いていたのか?明日から始まる合宿についてだが、」
「精市が返事をしないと、弦一郎が煩いのでな。」
好きな筈のテニスしている時まで君の事考えちゃうなんてね。
何にも捉われない君に俺が捕われてる。なんて滑稽だろう?